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日下 美穂 ヴァイス・プレジデント, アプリケーション テクノロジー部, 東京

ニューヨーク、ロンドンとの共同作業は複雑で
困難でありながらも、刺激に富むものです。
世界の優秀な開発者とのやりとりが、
自分自身の成長に繋がっていると実感します。

My Work 

テクノロジー部には大きく二つのチームがあります。一つは会社全体のシステム的なインフラストラクチャを構成するチーム、もう一つはアプリケーションを開発するチームです。

私は後者に所属し、主にコントローラーズ向けの開発を担当しています。ゴールドマン・サックスは社内で使用するアプリケーションの大半を自社開発しています。私のようにソフトウェア開発に専門で携わる技術者が大勢います。

コントローラーズとは企業のPL(損益計算書)の計算や照合を行い、帳簿を作成する専門家のこと。彼らが業務で利用するアプリケーション・ソフトウェアを独自に開発しています。

ユーザーであるコントローラーズが、効率よく正確に業務を遂行できるシステム環境を作るのが私たちの役割です。また、市場価格の変動や取扱高といった日々の様々なデータを、できる限りリアルタイムで計算し、より使いやすい形にしてコントローラーズに提供します。バッチジョブ(データ一括処理)によって、システムを効率的に運用できるようなアプリケーションを採用しています。

My Day 

午前9時に出社。夜の間に届いているニューヨークやロンドンからのメールの処理や一日の作業のスケジューリングをしておきます。

10時からは開発の作業やシステムのサポートにあたります。アジアのチームメンバーによるシフト制で、アジアに点在する社内のシステム・ユーザーのサポートをしています。画面がきちんと動かないといった単純な問題から、先物の利益損失が合っていないことの原因分析などの複雑な問題まで、対応する仕事の幅は広いです。

昼食は12時頃から。その日の忙しさにもよりますが、時間があるときは気分転換のためにも同期やチームのメンバーや同期と外食するように努めています。

午後1時頃からは、プロジェクトミーティングに入ります。ユーザーからの要望を聞いたり、チームメンバーとシステムの仕様を検討したりと、ミーティングはとにかくたくさんあります。また、開発にあったてはチームメイトとペアになってコードを書く「ペアリング」という手法を用いたり、コードのレビューを行ってもらったりすることにより、より正確なシステム開発だけではなく知識の共有に努めています。

日本以外の地域のプロジェクト開発作業にも取り組みます。アジア特有のシステムは日本が中心となって開発することが多いです。その国のオフィスが使うシステムのコアの開発にも携わりながら、その国独自の法律に沿ったシステムの開発が求められます。また新しくビジネスが始まる国へのシステムの準備もあります。いくつかのプロジェクトに平行して参加するため、学ばなければならないことも数多くあります。

退社の時間は日やプロジェクトの時期にもよりますが、大体午後8時頃です。夕食は会社に残ってチームの人と食べる日もあれば、家へ帰って食べる日も。仕事のスケジュールを調整して、友達とご飯を食べに出かけることがリフレッシュになったりします。

My Path 

学生時代の専門であり、興味のあったテクノロジーを使って、ビジネスに係わっていられる。そんな面白さがあるはずだと考え、ゴールドマン・サックスへの入社を決めました。

どんな金融商品も、システムが完成しないと販売はできません。ユーザーからの要求や仕様に的確に応えるアプリケーションを、迅速に開発する必要にいつも迫られています。このスピード感、そしてそれが実際に稼働し、セールス(営業)がお客様と取引を始めた時の喜び。まさにビジネスに係わっていることを、実感します。

Myself 

私の職種は、対外的にはシステム・エンジニアを名乗りますが、金融に関する知識のほか、多様なスキルを求められる仕事です。Javaなどのプログラム言語はもちろんのこと、金利スワップの利益計算の仕方やコモディティの収益の仕組みなど、ゴールドマン・サックスが扱う商品に関して知っておく必要があります。新入社員研修やニューヨークでのOJTなど、様々な機会を通じて身につけてきました。

東京のチームは全員で7人。東京だけでなくアジア全域を担当し、ユーザーは香港、シンガポール、韓国、インドなど各国に広がっています。特に最近はアジア市場が非常に活性化しており、開発の機会が増えています。国ごとに異なる法律などに対応した細かい調整が必要で、わずか7人で担当するのですから非常に密度の濃い仕事内容です。

加えてゴールドマン・サックスの場合、システムに関しては世界で規格を統一しています。PL計算のアプリケーションについても世界中で同じものを使っています。ニューヨーク、ロンドンとの共同作業は複雑で困難でありながらも、刺激に富むものです。世界の優秀な開発者とのやりとりが、自分自身の成長に繋がっていると実感します。

入社7年目、変わり続けるビジネスと技術に対応するべく、今も新しいことを学ぶ毎日です。東京のチームはグローバルに見れば小さいですが、アジア発グローバル向けのプロジェクトだけではなく、アジア特有の新しいビジネスに対応していくプロジェクトに溢れています。チームとしてもまだまだ、成長の余地は十分にあります。自分とチームの将来が楽しみです。