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野波由貴子 アナリスト 投資調査部門, 東京

もし、学生時代に時間を戻すことができても、全く同じ道を選択していたと思います。

自分をアナリストの道に導いたのは、最初のOB訪問でした。小学生の頃から続けていたテニスに大学でも没頭していたため、将来の仕事について意識し始めたのは大学院1年生の春でした。最初のOB訪問でお会いしたのは、なんと30年間アナリストを続けられている方だったのです。それほど長く続けられる魅力的な仕事はいったいどのようなものなのかという興味とそのようなキャリアを描きたいという憧れをいだくようになったことが、アナリストになろうと思ったきっかけでした。

調査部門の仕事は、最初から最後まで自分自身でストーリーをつくることができます。情報収集や分析はもちろん、その結果を自分なりにまとめて、結論を導き、アウトプットするという、一連の流れすべてに携われる大変面白い仕事です。私は今、メディア、インターネット、民生用エレクトロニクスの業界をカバーしています。ジュニアの間は、レポート発行までのプロセスに携わる割合が多く、担当企業への取材同行、その会社と関わりのある業界や会社に出向いての周辺取材、データ収集など、レポートに必要な情報収集がメインな業務となります。その他には、お客様や営業からのお問い合わせにも日々対応しています。シニアになると、機関投資家の方々へのマーケティング等も加わり、アウトプットの時間がかなり大きな割合を占めるようになります。つまり、アナリストは人と接する機会がとても多い仕事でもあります。

自分の分析が正しかったかどうかの答えが常に出ることも大きなやりがいの一つです。アナリストの仕事は、すぐにではありませんが、1-2年後であっても必ず結果が見える仕事です。他社のアナリストたちと差別化を図るために、いろいろなことを意識し、様々な側面からその会社を見ることが重要になります。そういったプロセスの中で新しい考え方が生まれたり、結果的に分析結果が正しかったとわかった時には、とても嬉しく感じます。

チームワークが強いと感じる瞬間も多々あります。1チーム2,3名の少人数制で動いているため、お互いの状況を常に共有し、必要なものをフォローアップしていくというインタラクションが大切になります。また、他のセクターと共同でレポートを出すときや、大きなテーマを扱ったレポートをグローバルチームと出すときにはチームワークの強さを実感します。それは、おそらく皆が常に良いレポートを出そうとして、一枚岩になれているからではないでしょうか。

ゴールドマン・サックスに入社してからは、自分自身で考える力と責任感が強くなったと実感しています。自分が書いたものや分析したものが会社の名前で公に出ていくということは、リスクも伴い、大きな責任を負うことにもなります。とにかくいいものを世の中に出すことを第一に考え、行動することができるようになったと思います。

もし、学生時代に時間を戻すことができても、全く同じ道を選択していたと思います。それだけ、大学や大学院で経験したこと、入社して学んだことが多いと感じているからです。ゴールドマン・サックスは、仕事面で成長できるチャンスが高い職場だと思いますが、今後社会の中で自分がどういった存在でありたいかを考える上でとても刺激の多い職場でもあると思います。先日、当社のキャシー・松井チーフ日本株ストラテジストの話を聞く機会があったのですが、「たまたま自分は運良く勉強する環境があり、大学に行くことができ、最終的には仕事に就くこともできた。自分がその恩恵を受けて活躍できているのであれば、他の人にも多くのチャンスが巡ってくるように意識し、行動することが大切」という言葉にはとても感銘を受けました。このように目的意識をもって活躍されている先輩社員が多い環境で日々仕事ができることに感謝をすると共に、私自身の目標も達成していきたいと考えています。