就職活動を通じて初めてゴールドマン・サックスという会社を知りました。大学時代は法律を専攻しており、多くの同級生が司法試験を受けていましたが、漠然とグローバルに活躍できる企業で働きたいと思っていました。当時は外資系金融機関のこともゴールドマン・サックスのことも良く知りませんでしたが、たまたま縁があり、一度話を聞いてみないかと声をかけていただき説明会に参加したことが投資銀行業界に興味を持つきっかけとなりました。
選考が進むうちに、働く社員や業務内容に魅了を感じるようになりました。周りは帰国子女で英語を巧みに操ることが出来る人、大学時代に会計士の資格を取得した人などであり、入社してから大変な思いをするのではないかと感じました。一方で、選考過程で多くの社員と交流をもち、業務内容、部署の雰囲気を理解するうちに、この環境で働きたいとも思うようになりました。特に投資銀行部門は、企業の重要な意思決定に携わることができる仕事だという点に惹かれました。経営者は日々大きな決断を迫られます。その中で常にお客様に寄り添い、アドバイスをしたり、背中を押したりと正しい判断を下せるようサポートをする仕事に大きな魅力を感じました。
当社の投資銀行部門は、資本市場本部とアドバイザリーグループの2つに大きく分かれています。資本市場本部は、お客様が必要とする資金の調達をお手伝いするチームです。彼らは常にマーケットをモニターし、その時々のお客様のニーズやタイミングに適した資金調達方法を見極める専門家の集まりです。また私の所属しているアドバイザリーグループは、M&Aのアドバイスはもちろん、資本市場本部と協働して資金調達のご提案を行うなど、幅広いアドバイザリー業務を担当しています。お客様とのコミュニケーションの中から、お客様の成長戦略あるいは抱えている課題を汲み取り、様々な提案を行うのはとてもやり甲斐のある仕事です。既存のお客様や潜在的にお客様になりうる方々とのネットワーキングを通じて、より多くのお客様のビジネスをサポートしていきたいと考えています。
仕事以外では家族と過ごす時間を大切にしています。若手の頃は覚えることも多く、気付くと遅くまで働いていましたが、最近は家族と過ごす時間を大切にしており、子どもが起きている時間帯に帰宅するようにしています。また体を動かすことでリフレッシュできるため、ジョギングやゴルフをしたり、昔から続けているアイスホッケーをしたりすることもあります。
学生さんを面接する中で、もっと自分らしさを出してほしいと思うことがあります。面接に向けてしっかりと準備をしていることは伝わるのですが、私たち面接官は決まりきった回答よりもその方らしさが伝わる回答を期待しています。どのような思いでどのようなことをしたいと考えているのか、素直なお気持ちを聞かせていただきたいですね。機械のようにひたすら仕事をこなす人よりも、例えば、多少隙があり近づきやすい存在でありながらも芯をもった方はチャーミングであり、そういった方々と仕事をしたいと感じます。
諦めずに信念を貫き通して物事を進められる人材かどうかが大切だと思います。職業柄、様々な経営者と話す機会がありますが、やはり成功し続けている方々はどのような状況下でも、粘り強く結果を出すまで進み続けているように感じます。そのような経営者のアドバイザーとなるためには、自分にも同じような資質が求められるのかもしれないと思い、常に自分の引き出しを増やし、自分自身をアップグレードするよう努めています。 アドバイザーには、お客様の課題克服のための戦略を立て、待っているのではなくビジネスを自ら掴みにいく姿勢が必要とされます。有能であることも大事ですが、人との関わりを大切にしながら働けるかどうかに重きを置いています。ひとりだけで行うビジネスではないので、諦めずに信念を貫き通し成功を掴みとるチームを目指していきたいです。
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