ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント、ジム・オニールを会長に指名

ニューヨーク、2010年9月10日-ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント(GSAM)は、本日、ジム・オニールが会長に指名されたと発表しました。オニールは、直近までゴールドマン・サックスのグローバル経済・コモディティー・投資戦略調査部統括部長として、ゴールドマン・サックスの経済、戦略、およびコモディティーに関するリサーチ・チームを統括していました。

ゴールドマン・サックスの投資運用部門(GSAMを含む)の共同責任者であるエド・フォーストとティム・オニールは、「ジム・オニールは、彼のアセット・クラス全体にわたる広範な経験、重要な投資トレンドを見極めてきた実績、および世界中の顧客との密接な関係をGSAMにもたらしてくれるだけでなく、世界の投資業界において絶大な存在感を誇るジムの協力を得て、お客様に引き続き付加価値の高い提案を継続的に行ってまいります」と述べています。

オニールは引き続きロンドンに駐在し、エド・フォーストとティム・オニールの指揮のもと、GSAMのシニア・リーダーの一員として、GSAMビジネスをあらゆる観点から支援していきます。今後も、世界の投資テーマに関する自身の見解を発信していくとともに、顧客へのより革新的な運用戦略のご提案を行なうため、ポートフォリオ・マネジメント・チームとも密に連携していく予定です。またオニールは、グローバルな市場に対する彼の視点を活かすべく、今後も新しい職責において見解を発表していきます(英国当局へ認可申請中)。

オニールは、造語「BRICs」の産みの親として知られており、彼のチームと共同でBRICsに関するリサーチを多数発表しています。BRICsは、将来の成長機会としてのブラジル、ロシア、インド、中国の勃興と同義語として現在は使われています。オニールは英国のロイヤル・エコノミック・ソサエティー、ブリューゲル(Bruegel)およびイティネラ(Itinera)のボード・メンバーを務めており、さらに英国・インド協議会とUKIBCのメンバーでもあります。ロンドンを拠点とする慈善団体SHINEの会長および設立者兼役員の一人でもあり、その他主に教育関係を中心とした多くの慈善団体のボード・メンバーを務めています。

オニールは、ゴールドマン・サックスのシニア・ダイバーシティ・カウンシルにも関与しています。1995年にゴールドマン・サックスにパートナーとして入社し、グローバル経済調査部の共同部長兼チーフ・カレンシー・エコノミストを務め、2001年にグローバル経済調査部長に指名されました。

ゴールドマン・サックスに入社する前は、スイス・バンク・コーポレーションのグローバル・リサーチの部門長を務めており、それ以前はバンク・オブ・アメリカ、インターナショナル・トレジャリー・マネジメント(マリーン・ミッドランド・バンクの一部門)に在籍していました。1978年に英国シェフィールド大学経済学士、1982年にサレー大学で博士号(Ph.D.)を取得し、2009年には教育関連の慈善行為に関してロンドン大学のインスティテュート・オブ・エデュケーションから名誉博士号を受賞しています。



GSAMはゴールドマン・サックス・グループ・インク (NYSE:GS) の資産運用部門であり、2010年6月30日現在の運用残高は8,020億ドルです。GSAMは1988年以来、資産運用サービスを提供しており、世界中の主要金融センターに投資のプロフェッショナルを配置しています。GSAMは機関投資家と個人投資家に広範な資産クラスにわたる投資戦略をグローバルに提供しています。1869年創業のゴールドマン・サックスは、事業法人、金融機関、政府機関および富裕層などの多岐にわたる主要な顧客層に対して投資銀行業務、証券業、投資運用業において幅広いサービスをグローバルに提供する世界有数の金融機関です。 
 

 本文は、9月10日付のゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのプレスリリースを翻訳したものです。本文と原文に相違がある場合には、英語の原文が優先します