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夏休みの読書

ゴールドマン・サックスの経営陣が、夏休みにお勧めの本を紹介します。
 

村田 貴士 (ゴールドマン・サックス証券株式会社マネージング・ディレクター)



AUG 16 2018
 

Hit Refresh - Satya Nadella


Written by the third CEO of Microsoft after few years into his role as a CEO, this is a book of two halves. In the first half, Nadella shares the inside story of Microsoft’s transformation and how the company rediscovered its soul,  reflecting on his own personal journey from an Indian upbringing to working in the U.S tech sector.  In the second half, the author talks through his vision and questions for the future regarding the rapid technological developments occurring in our world.  In both parts, Nadella focuses on the importance of empathy as a key quality for humans and organizations. An honest and insightful account of change and growth, the book is very relevant to an individual or company facing the challenges of adapting to an evolving world. 

 

 

藤田 直介 (ゴールドマン・サックス証券株式会社マネージング・ディレクター)


AUG 14 2018
 

トータル・リーダーシップ ウォートン校流「人生を変える授業」 - スチュワード・D・フリードマン
 

長いキャリアの中でときに行き詰ってしまうことがある。仕事は空回り、家族や友人とも気がづいたら疎遠になったりぎくしゃくしている。そんなとき手にとった本がペンシルバニア大学ウォートン校フリードマン教授の人気授業を著書にした「トータル・リーダーシップ」だった。自分の人生を4つの領域、①仕事、②家庭、③コミュニティ、④自分自身、にわけ、本のワークをステップ・バイ・ステップで着実にこなしていくと、それぞれの領域で自分にとって大切な価値観が明確になり、ひとつの領域に偏重することなく、人生のバランスと生きがいを取り戻すことができるというのがみそだ。例えばそれぞれの領域の自分のステークホルダー(仕事=上司・同僚、家庭=パートナー・両親など)を具体的に書き出し、自分がステークホルダーに期待すること、ステークホルダーが自分に期待することを明らかにして、ステークホルダーと実際に会う。そこで得たフィードバック・気づき(期待を勘違いしていたことが判明することもある)を踏まえて、(関係が悪化しているのであれば)関係修復のための行動を策定し実践するといった具合だ。こうした作業を通じて、人生に対して抱いている漠然とした不安・焦りを具体的な目標と行動に転換することができ、私自身人生が少しずつ変わっていくことを確かに実感することができた。実践するために多少の意志は必要となるが気心の知れた仲間とお互いをコーチとして実践してみたらどうだろう。皆さんもこの夏自分の人生ポートフォリオの棚卸しをしてみませんか?

 

伊藤 真理 (ゴールドマン・サックス証券株式会社マネージング・ディレクター)


AUG 10 2018

 

FREAKONOMICS  (ヤバい経済学)  -  スティーブン・D・レビット/スティーブン・J・ダブナー


この“FREAKONOMICS”のシリーズ本は、ジャーナリストとシカゴ大学教授の共署で、世の中のあらゆる事象の隠された根本的な真実を、経済分析や統計的な視点で暴くというものです。扱われているテーマは、「学校の先生は自分の評価を高めるために標準テストの採点で不正をしているのか」、「ドラッグディーラーの親分は金持ちなのにどうして末端のドラックディーラーは貧乏なのか」、「犯罪率が急減した本当の理由はなにか」、「角番力士の取り組みでは不正が行われているのか」など、常識を疑い、真実を焙り出すもので、堅苦しい経済学とは全く一線を画しています。経済分析とはいっても全く難解ではありませんし、経済学の知識がない人にとっても娯楽として楽しめるシリーズです。真実を徐々に暴いていくような推理小説的な面白みがあったり、一般的に理解されているものとは反する真実を証明したりするアンチ・エスタブリッシュメント的な痛快さもあります。リラックスした夏休みに読む本としてはお勧めです。