私は円貨債券営業部で、都市銀行、生命保険会社、投信・投資顧問会社などの金融法人、機関投資家の方々を相手に、日本国債、都道府県の債券などの地方債、各社の社債の営業をしています。
日本国債を取り扱っている投資家はほとんどが日本人で、アメリカやヨーロッパに比べると規模としては大きくはないマーケットですが、一つの証券会社、投資家が動くと相場が一気に反転してしまうこともあり、一瞬で相場が動いてしまうため、非常に緊張感があり一日中集中力を切らさずに確実かつ迅速に業務を行うことが求められます。
また為替、各国の株式によってもマーケットが大きく動く可能性があり、株・為替の動向にも注目していますし、出来るだけ世の中のニュースを早く察知し、経済、政治の動きがマーケットにどうインパクトを与えるのかを予想することが重要になってきます。様々なパターンを予測し、予想されていることの真逆が起こったときの事も考え、即座に対応できるよう準備をしておくことも必要です。
当社は、ニューヨーク、ロンドンをはじめ世界中にオフィスがありますので、全世界の状況をリアルタイムで知ることができます。これはゴールドマン・サックスの大きな強みです。実際にニューヨークやロンドンの同期に教えてもらうこともたくさんあり、日本のマーケットについて私から海外に発信し情報交換することもあります。
毎日朝6時前後に出社をしています。出社後は夜間のメールのチェック、ロンドン、ニューヨーク時間のマーケットの情報収集をし、昨日のマーケットを概観し、本日の予想を立てマーケットコメントを作成します。その後は若手の朝会が行われ、昨日までの状況について参加者で確認をし、本日の動きの予想を議論します。その後、円貨債券部全体の朝会に参加し、本日の目標、お互いの要望などを確認します。
朝会終了後、休場時間を除く8:45~11:00、12:30~15:00の間は取引時間で、お客様に電話でマーケットの状況などを話し、お客様のニーズを聞き、お客様ひとりひとりに合った提案をします。実際に注文がくる時はトレーダーとお客様の間で仲介し交渉します。一瞬でマーケットは大きく動く可能性があり1秒を争いますので、毎日緊張感を味わいながら仕事をしています。
15:00に取引時間が終了するとお客様を訪問し、取引の提案、今後のマーケットの予想などについて説明します。トレーダーやストラテジスト、エコノミストなど専門家をお客様へお連れし、ミーティングすることもあります。
オフィスにもどると、本日一日の動きの整理、次の日に向けての準備をします。その後はお客様と食事に行くこともありますし、先輩と食事に出ることもあります。
私は大学時代アメリカンフットボール部に所属しており、様々な性格の200人の部員とともに日本一を目指していました。そこでは、チームメイトへの自分の思いの伝え方、伝わり方、人の心を動かすための方法、大きな相手へ立ち向かっていくために欠かせない組織力というものを4年間通して肌で感じながら学びました。
そこで学んだものをすぐに生かし、さらに大きな人間になる挑戦をしようと思い、ゴールドマン・サックスで働くことを選びました。
大学時代に金融の勉強をしたわけではなかったのですが、面接の過程で、目標を高く持ち、仕事に対して熱い気持ちを持った社員の方々に会えたことで入社したいという思いが非常に強くなり、この人たちと一緒に働きたくて入社を決意しました。
金融業やマーケットをとことん知って一人前のプロフェッショナルになりたい、このような思いもありますし、あるべきだと思います。
しかし、このゴールドマン・サックスではそれ以上の経験と勉強ができると自分自身肌で感じています。
チームを大切にし、プロとしても人としても皆で一番を目指すための環境がここにはあります。
個人が必死に取り組むことはもちろんですが、チームメイトと腹を割って話し合うことで、自分自身気づかなかったことに気づかされることも数多くあります。また、仕事に関係なくどんなことでも相談でき、若手の意見も反映してくれる先輩たちにも恵まれています。だから私は、この会社をもっと良くしたい、仲間を喜ばせたいという気持ちで常に仕事に向き合っています。プロとしても人間としても成長し、出来るだけ早くチームのために力になりたいと思う毎日です。
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