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宮崎 忠洋

アソシエイト

投資調査部門, 東京

“投資調査という仕事の楽しさを教えてもらったことが一番印象的です。”

ベトナムに10年間住んでいた経験もあり、グローバルな視点から日本を見る仕事をしたいという漠然とした思いがありました。カナダに留学した大学時代には金融やコンサルを中心に就職先を検討していましたが、ゴールドマン・サックスの国境を越えた働き方に惹かれました。私が所属している投資調査部門ではグローバル各地に同じ業界を担当しているアナリストが在籍していて、日々の情報交換や共同でのレポート執筆など、各地域間の協業を常に意識して仕事をしています。実際に2019年に入社して以来、素材、運輸、半導体製造装置、中小型株など、幅広いセクターを経験しましたが、どのセクターにおいても海外の知見を生かす場面は多く、自分が学生の頃に抱いていた思いが実現できていると感じています。

株式アナリストとは、ある事業会社の将来性について調べて、その事業会社の本来あるべき株価を見出し、その株を買うべきか、売るべきか、投資家に助言する仕事です。調査をするために自ら足を運んで事業会社、競合会社、サプライヤー、政府関係者、業界コンサルタントなどといった多岐に渡る関係者へ取材して将来起こりうる事象を予測し、株の投資判断に落とし込みます。就職活動中に会ったアナリストから、「株式アナリストは市場がまだ気付いていない自分独自のストーリーを発信することに価値がある」と教わりました。私はまだ一人前のアナリストには程遠いですが、この調査過程そのものが自分の裁量と判断に委ねられていて、不確定な将来に対して自分のストーリーを発信することにやりがいを感じています。また、取材活動を頻繁に行うため1日中デスクにいるのは稀で、非常にアクティブな仕事であるという点も投資調査部門の魅力の一つだと思います。

ゴールドマン・サックスでは、スキルを広く浅く取得するよりも、突出したスキルを身に着ける方が活躍できると思います。投資調査部門は、一つの業界に対して、主担当のシニアアナリストと周辺のサポートを担うジュニアアナリストで構成されていて、基本的に少人数で仕事をします。限られた時間と人員の中で、チームのアウトプットを最大化するには、全てを淡々とこなすのではなく、深い分析力やプレゼンテーションスキルなど、それぞれの強みを生かしてチームに貢献することが大事です。ゴールドマン・サックスでは自身の業務を完璧にこなせるようになると、すぐにステップアップの機会が与えられます。その機会を自ら求めに行くような、成長志向の強い人には株式アナリストは向いている仕事だと思います。さらに、可能な限り自分の想像力をかきたてながら様々な事象を予測するアナリストの仕事は、知的好奇心の強い人には楽しく感じられるのではないでしょうか。

ゴールドマン・サックスで働いていれば、自分1人で悩み続けることはないです。先輩や上司がコーヒーやランチなど、カジュアルに相談の場を設けてくれることもよくありますし、若手向けのメンターシップ・プログラムなど制度面でのサポートも充実しています。先輩や上司とは日頃からコミュニケーションをよく取っているので、自分が困難に直面した時はアドバイスを求めるようにしています。入社してからこれまでに様々な事を教わりましたが、投資調査という仕事の楽しさを教えてもらったことが一番印象的です。アナリストの仕事は料理に例えられることがあります。材料や調理方法で料理の味と見栄えが変わるように、情報の集め方や分析の方法によって仕事の出来が変わる、つまりオリジナリティを生かせるということ。こうした裁量の大きさもアナリストの仕事の魅力です。

第一子が生まれたこともあり、週末は子育てに専念しています。ゴールドマン・サックスの福利厚生制度として、育児休暇を1ヵ月程取得しました。育児を経験してきた上司から多くのアドバイスをもらえる上、ゴールドマン・サックス専用の託児所やベビーシッター券等、育児関連の福利厚生も充実しています。育児に対して理解のある職場であり、非常に満足しています。