私の父親は海外勤務が長く、私も高校卒業まで海外で生活していました。異国の地で活躍する父を見て世界で活躍できるビジネスパーソンに憧れを抱くようになったのが、外資系の金融機関で働きたいと思ったきっかけです。様々な金融機関を見ていく中で、外資系の仕事はスピード感にあふれ、数々のお客様とグローバルな舞台で仕事をする機会が与えられることがわかりました。私の描いていたキャリアプランを実現できる夢の職種だと感じました。中でも、最先端のサービス提供に取り組んでいるのがゴールドマン・サックスでした。どの面接官も対応が丁寧で就職活動に関する悩みを聞いてくれたことには驚きました。面接の回数の多さに圧倒されましたが、入社前に仕事内容や職場の雰囲気を理解できたことは入社してからも役にたちました。
私は株式営業部の電子取引チームに所属していて、アルゴリズム取引を用いて機関投資家の株式売買の執行をサポートしています。アルゴリズム取引とは予め定めた条件にしたがってコンピュータープログラムが自動的に売買のタイミングや数量を決めて執行するもので、安全かつ迅速に取引を行えるのがメリットです。お客様のニーズに合わせて銘柄や取引パターンを分析してプログラミングを整備し、最も効率的な取引へと結びつけることに努めています。世界中にオフィスのあるゴールドマン・サックスには豊富な人材と知見があるので、バラエティに富んだサービスを提供できるのが最大の強みです。お客様からポジティブなフィードバックをいただいた時には利益向上に貢献できた達成感を得られますし、他社と差別化された独自サービスを提供できるゴールドマン・サックスの偉大さを実感します。
チームワークを重んじるゴールドマン・サックスでは、チームメンバーの知識とアイディアを出し合って問題解決に挑みます。私が入社した2020年はコロナ禍真っ只中で、予測不可能なマーケットにどう対応しようか、不安が多い中どうやってお客様に安心してもらおうか、など答えのない状況に多くの社員が頭を抱えていました。そんな時、2008年の金融危機を経験した先輩社員が、「一つの答えにこだわらず、視野を広く持って解決策を模索しよう」と言葉をかけてくれました。ゴールドマン・サックスでは多種多様のバックグランドを持つ社員でチームを構成しているからこそ、豊富なアイディアが生まれるのだと気づかされました。チームワークを維持するためにはコミュニケーションを大事にしています。私が所属してるチームは日本だけでなく他のアジア市場の取引にも関わっており、香港やオーストラリアなど各国に在籍するチームと連携しています。入社してからはまず、勉強よりも人脈を広げることに専念しました。私が入社したころはまだ完全にテレワーク体制で、先輩や同僚と直接顔を合わせることはありませんでした。仕事で関わり合う人や違う国で働ている人などと片っ端からオンラインで面談し、自分の存在を覚えてもらえるように努力しました。当時必死に構築した同僚や先輩とのネットワークに毎日助けられています。
ゴールドマン・サックスでは探究心を持ち続け、常に最善を尽くそうとする人材が求められています。全社員がお客様の利益最大化を目標として日々仕事に取り組んでおり、成果に応じた公正な評価を得ることができます。私は大学で体育会の水泳部に所属していましたが、自分の努力がタイムという結果に表れるという点を一番やりがいに感じていました。形は違えど、自分のコミットメントに見合った正当な評価を得られることに充実感を覚えていますし、成長したいと思う気持ちを高めてくれるモチベーションにもつながっています。
プライベートでは一人で過ごす時間を大切にしています。大学時代に打ち込んできた水泳や身体のメンテナンスのためのトレーニングは自分と向き合う重要な時間です。仕事では頭を全力で使い、オフでは体を全力で動かす。規律正しい、メリハリのある生活習慣を定着させることが充実したキャリアを歩める秘訣ではないかと思います。