大学時代は経済学部で財務諸表分析に基づく企業価値評価手法の研究をしていました。ニューヨークでファイナンスを勉強したり、フィリピンでインターンシップに参加したり、1年ほど海外で生活したことがあったので、グローバルな環境で働きたいと考えていました。そのため業界や職種を絞らず、商社、海運、政府機関等を幅広く検討し、20社ほどに応募しました。そうした中、ゴールドマン・サックスのコントローラーズ部門であればグローバルな環境で自分の専攻を生かしながら専門性を高められると感じました。また、多くの社員の話から、ゴールドマン・サックスでは若手社員にも責任ある仕事が任され、より早く成長したい人にとっては最適な環境であると感じました。実際入社後には、チームの重要な決断に関わる意見を求められたり、会社の財務諸表作成に影響を与えるような責任の大きい業務を任されたりなど、成長機会の多い職場環境だと実感しています。応募した会社の中で、ゴールドマン・サックスの社員が一番チームワークを重んじていて、最高のパフォーマンスに対する強い情熱を感じました。
会計基準や法律に則り財務諸表を作成するコントローラーズ部門のリーガル・エンティティ・コントローラーズに所属しています。日本のゴールドマン・サックスには、ゴールドマン・サックス証券株式会社をはじめ、いくつかの関連会社があります。その各法人の財務諸表の作成や分析、自己資本規制比率のモニタリング、監督官庁向けの各種報告書の作成、外部会計監査の対応等を行っています。財務諸表は株主や投資家にとって投資の判断材料ともなり、法律で作成と公表が義務付けられている重要なものです。作成にあたってはオペレーションズやコンプライアンス部門、税務部門や財務部門などと密に連携をして情報が正確かどうか、法令上の要件を満たしているかどうか確認をしながら作業を進めます。また、新規ビジネスを始める際には、会計上の取り扱いや法令上の開示方法について内外の会計や法規制のスペシャリストと議論を重ねたりします。業務ひとつひとつの意義や論点を深く理解して取り組むことで、自身の成長を感じることができ、手応えを感じます。
多様性はゴールドマン・サックスが最も重視する価値観の一つです。様々な立場や視点からの意見を歓迎することで相乗効果が生まれ、真のチームワークが実現できると感じています。私のチームも日本の他に韓国やインドなど、複数国のオフィスに所属するメンバーで構成され、それぞれが異なるバックグラウンドや思考を持っています。また、日本や米国の公認会計士が多数所属していますが、会計資格をもっていない人もいます。資格の有無に関係なく、多種多様な経験や知識を生かして、各個人が自身の能力を最大限発揮してチームに貢献しているのがゴールドマン・サックスの特色です。
不得意な領域でも臆せず挑戦し、積極的に学んで成長できる人がゴールドマン・サックスでは求められていると思います。入社一年目の時にアジア太平洋地域でコントローラーズ部門のプレゼンテーションコンテストがありました。私は生まれも育ちも日本なので、英語でプレゼンを行うのはかなりハードルが高かったのですが、成長する絶好の機会だと思い参加しました。多忙にもかかわらず、マネージャーがスケジュールの合間を縫って資料を何度もレビューしてくれたり、会議の時間をリハーサルに割いてフィードバックをしてくれました。みんなのサポートに応えたい気持ちから自分でも資料を細部まで根気強く見直し、英語の台本をなめらかに暗唱できるまで何百回と練習し、結果優勝することができました。成長を目指す人を最大限にサポートするゴールドマン・サックスのカルチャーに深く感動するとともに、努力次第で結果はついてくると自信をつけることができました。「生涯勤勉」。大学の恩師である教授の言葉を胸に刻み、日々の業務においても厳しい環境に自分の身を置き、常に学ぶことを心がけています。
プライベートでは空手やキックボクシング、筋トレで体を動かして、リセットすることが何より好きです。大学時代に所属していた空手道部の仲間と稽古をすることもありますし、大学を訪れて現役部員達と拳を交えることもあります。当時自分ががむしゃらに練習に明け暮れていた場所で、後輩の夢や目標について話を聞くことは、自分のエネルギー源にもなっています。休みを取得しやすい環境も整っていて、ワークライフバランスの取れた働き方ができるというのもコントローラーズ部門の特徴です。
ビジネスを通じて世界平和に貢献することが人生の目標です。子どものころから将来は何か人類のためになることに関わりたいと漠然と考えていましたが、今の仕事の経験を生かしてソーシャルビジネスの資金調達支援に携わりたいと思っています。環境問題や貧困問題など社会が抱える様々な問題と向き合えるように、まずは現在の業務に尽力し、更なる知識と専門性を身に着け精進していきたいです。
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