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橋本  紗英

アソシエイト

アセット・マネジメント, 東京

“クオリティの高いサービスを提供するためには、背景や細部を十分に理解した上で丁寧に対応することが必要不可欠だと考えています。”

どんな場面でも解決策を見いだせる人材になりたいと思い、大学では主にビジネスネゴシエーションの勉強をしていました。ネゴシエーションでは自分の要求を通すだけではなく、相手方の視点にも立ってお互いにとってWin-Winな提案をすることが重要です。それを実現するためにはお互いが目指すものをしっかり見極めたうえで、既成概念にとらわれず柔軟な発想をもって交渉をするスキルが必要になります。仕事ではお客様、社内外の関係者など、様々な立場や価値観を持った人を相手にします。困難に直面することも多くありますが、大学時代に培った相手の考えを深く理解する能力、フレキシブルかつクリエイティブな思考方法を生かして取り組んでいます。

幼少期の5年間をアメリカで過ごしていたこともあり、英語力を生かしながらグローバルな環境で活躍したいと考えていました。コンサルティング業界や商社、官庁なども検討していましたが、最終的にはスピーディーでダイナミックな印象のある外資系金融への就職を志望しました。ゴールドマン・サックスのオペレーションズは多くの部署と日常的に連携するうえ、海外オフィスの同僚とも日々一緒に仕事をするなど、自分が憧れていたグローバルな職場環境だと感じました。採用プロセスで出会ったオペレーションズの社員が皆自身の仕事に誇りを持っているのがとても印象的だったのを覚えています。私は法学部出身のため金融のバックグラウンドはありませんでしたが、毎日楽しく働いている姿に憧れを抱き、自分もこの一員になりたいと強く感じました。

私はアセット・マネジメント部門のオペレーションズに所属しています。アセット・マネジメントとは、投資家であるお客様の資産を預かり、お客様の代わりに様々な金融商品に投資し、運用を行うというビジネスです。オペレーションズでは、新規のお客様の登録手続きや口座開設から、日々のトレードサポートと資金繰り、お客様や社内関係者からの照会事項の対応、運用報告のレポーティングまで、多岐にわたる業務を担当しています。お客様の多様なニーズに応えるべく、国内外の様々なチームと連携して、自分の経験や知識を最大限に活用して最適なソリューションを構築することも求められ、非常に楽しく達成感のある仕事です。特に、お客様からの信頼を得て長期間の資産運用を任せていただくにあたっては、オペレーションズとして良質で付加価値の高いクライアントサービスを滞りなく提供することが大変重要なので、常にその責任ややりがいを感じながら仕事をしています。

ゴールドマン・サックスでは主体性を持った人材が求められていると感じます。年次に関係なく若手のうちから積極的に意見を出し、周囲を巻き込みながら自分のアイデアを実行に移していく力が必要と感じています。私も入社間もないころ、知識が全くないにも関わらず「新人ならではの意見が聞きたい」と言われ、想像した以上にフラットな職場環境に驚いたことが記憶にあります。特にオペレーションズでは、ただ日々の業務をこなすだけではなく、リスクマネジメントや業務効率化など様々な観点からいかにして業務を改善できるかを一人一人が常に主体的に考え、行動することが求められます。また、チームワークもゴールドマン・サックスの重要なカルチャーです。常日頃からオープンで密なコミュニケーションを習慣化しており、チームでは毎日、朝と夕方に15分ずつズーム会議を行っています。コロナ禍で始めた取り組みですが、今でも継続しています。ほかにも、マネージャーや海外の同僚とも定期的にキャッチアップのミーティングをしています。目の前にある業務やプロジェクトだけではなく、チームの目標や長期的なスキルアップに関する相談をしながら、自分の成長プランを考えています。

私は探究心が強く、わからないことがあれば自分が納得するまでとことん調べます。入社当初は膨大な知識量や業務に圧倒されましたが、わからないことを一つずつ調べたり、周囲の人に積極的に質問したりする中で点と点が繋がり、次第にビジネスの全体像が掴めるようになっていく感覚がとても嬉しく、刺激的でした。スピード感を求められている中でその場しのぎの仕事をすることは簡単ですが、クオリティの高いサービスを提供するためには、背景や細部を十分に理解した上で丁寧に対応することが必要不可欠だと考えています。金融のバックグラウンドを持っていないこともあり、入社当初の私は恥ずかしい質問をしたくないと恐縮していました。そんな中「何も分からないのが当たり前だから沢山質問をした方がいい」と先輩に言っていただけたことでとても気が楽になりました。実際に勇気を出して聞いてみると、国内外、所属チームや年次を問わず、全員が積極的に色々な事を教えてくれて、人を育てるカルチャーを肌で感じました。私は学んだことについては必ずノートに取ってありますが、今でも過去のノートを見返して助けられることがよくあります。また、今では自分自身が後輩に仕事を教える立場になりましたが、新人だった頃に分からなかった点や疑問に感じていた点を思い返しながら、なるべく分かりやすく説明することを心がけています。

休日は家族や友人と美味しい食事を取りながら、リラックスして過ごすことが多いです。また、小さい頃から歌やダンスが大好きで、今でも舞台を観に行ったりしています。観るだけではなく、演技やミュージカルのレッスンも受けています。クラスでは様々な年齢、職業の方々と切磋琢磨しながら学ぶことができ、毎回大きな刺激を受けています。仕事以外の場面でも新しいことにチャレンジし、彩り豊かな人生を送りたいと思っています。