Are you a Student or Professional?

富永 紗也子

アナリスト

投資調査部門, 東京

“目標とする社員の元で自分の知識や経験を深められることに喜びを感じます。”

失敗を恐れず、挑戦し続けるところが私の長所です。私は生まれてすぐに父の仕事の関係でアメリカに渡り、14年間の海外生活を経て帰国したあと、日本の中学校に編入しました。当初は日本語が不得意で授業についていけず、学期末のテストで取った赤点が悔しくて仕方がなかったことを鮮明に覚えています。それからは教科書の漢字にふりがなを振り、教科書の背が折れるまで繰り返し読み、放課後には先生に個別指導をしてもらいました。こうした粘り強い姿勢は今の仕事においてもプラスになっています。

就職活動を始めたのは日本で新型コロナウィルスが流行し始めた頃でした。就活のイベントが次々と中止になり途方に暮れていたところ、ゴールドマン・サックスがオンライン説明会を開催すると知りました。法学部出身の私にとって金融業界は未知の領域であり話についていくのは一苦労でしたが、画面越しから感じられた社員のバイタリティと、仕事に誇りを持って働いている姿に強く惹かれたことを記憶しています。その後も様々な業界の説明会やインターンシップに参加しましたが、ダイナミズムに溢れ、女性が活躍している外資系金融業界で働きたいと思うようになりました。最終的にはゴールドマン・サックスの「人」に惹かれて入社を決断しました。入社後の仕事は決して楽ではありませんでしたが、先輩達のような存在になりたい、という思いは今でも仕事の大きな原動力となっています。

投資調査部門の仕事は担当業界や個別企業の動向を分析し、機関投資家のお客様に投資アイディアを提供することです。私たち若手アナリストは、最新ニュースの確認、データ分析、資料の作成など、先輩アナリストの業務をサポートしています。企業分析を行う際には取引先業界や企業の他、海外のマーケットや同業他社の動向も追う必要があります。例えば、私が所属する不動産セクターでは、デベロッパーが保有する商業施設の売上動向を探るためには小売りチームから情報を収集したり、海外事業の収益性を予想するためには海外のチームに動向を問い合わせたりしています。アナリストは調査や分析をするだけでなく、機関投資家に投資のアイディアをプレゼンテーションしたり、海外の調査レポートをお客様に説明するなど、コミュニケーション能力の他に英語力も必要となってきます。海外生活で身についた英語力、学生時代に鍛えた発想力や説明力など、自身のスキルを様々な形で生かしながら、日々学び、挑戦できるこの仕事に幸せと満足を感じています。

的確及び迅速に業務をこなすことはもちろん、チームの一員としてアンテナを張り、常に最新の情報や知識を身につけることが大切です。担当業界や企業に関連する知識の他、財務や会計に関する日々の勉強も欠かせません。社内では「Apprenticeship(師弟関係)」という言葉をよく耳にしますが、若手アナリストは経験が豊富な上司や先輩の元で学びながら成長を目指す、まさに職人の見習いそのものです。目標とする社員の元で自分の知識や経験を深められることに喜びを感じます。

自分が携わったレポートが株価の変動に大きく影響したときは、仕事の成果を肌で感じることができ、達成感が得られます。また、レポートはグローバルの機関投資家や事業会社など多くの読み手の元に届くことから、文章の内容や扱うデータ、数字などの1つ1つに正確性が求められ、緊張感を持ちながらレポート作成に取り組んでいます。若手の頃から責任ある仕事を任され、お客様の投資判断に貢献できる環境は主体性を育み、私の成長につながっていると日々実感しています。

ゴールドマン・サックスはチャレンジ精神を持ち、意欲的に学ぼうとする人には必ず成長の機会を与えてくれる会社です。早く成長することを求められるため入社当初は苦労をすることもありましたが、何事にも挑戦して目標達成に向かって努力してきました。上司や先輩は熱心に指導してくださり、ステップアップの機会を多く与えられました。自分の所属チーム以外を見ても、強い探求心を持って自発的に行動をする人が集まっていて、向上心の高い職場環境だと感じます。また、フレンドリーな方も多く、所属チームや役職に関わらず、誰もが快くサポートをしてくれます。これからも様々な挑戦を重ねて、チームの戦力となることを目指したいです。

家族や友人と旅行をしたり、映画を観たり、ジムで運動をすることで気分転換をし、仕事とプライベートのオンオフをはっきりさせることを心掛けています。祖母と母の影響もあり、私は特に料理をすることが好きです。会社にお弁当をよく持参していますが、レシピを見ながら一生懸命に調理をしている時間は、全ての考え事を忘れて作業に集中をすることができます。仕事中は業務に専念し、プライベートでは頭を切り替えることで、バランスの取れた生活を送ることができていると思います。