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齋藤 汐里

アソシエイト

コントローラーズ部門, 東京

大学では経済学を専攻していたこともあり、経済に対するマクロな視点を養える金融業界への就職を志望しました。経済が社会に与えるインパクトの分析や市場の動向予測など、幅広い視点で経済の持論を展開するゼミの先生に憧れを抱いたのがきっかけです。自分も同じように経済を語れるようになるためには常に政治や経済の変化を体感できる金融業界で働くことが最適であると考えました。中でも外資系を選んだのは、自由度が高く枠に縛られないイメージがあったことと若手でも裁量があり成長スピードが早いと感じたからです。また、幼少期を海外で過ごしていたことから英語を使う仕事に就きたいとも思っていました。

参加した数多くのインターンで一番楽しかったのが、ゴールドマン・サックスのコントローラーズ部門でした。オフィスの机と椅子の価値を、原材料価格や経年劣化などを考慮して割り出すグループワークが特に印象的でした。実際に金融商品の価値を算出するには金利の変動やリスクなど複雑な要素を考慮する必要があります。いきなり難しい問題を解くのではなく、学生にとって身近な題材を扱うことによって金融業務への理解が深まり、チームと濃密な時間を過ごせた記憶があります。また、ゴールドマン・サックスに集まってきた学生のレベルの高さにも刺激を受けました。充実したインターン経験を通じて、こうしたレベルの高い人たちに囲まれて自分も成長していきたいと強く思いました。長く続けられる仕事に出会うため、就職活動では飾らない自分で面接に臨むことを大事にしていました。実際にゴールドマン・サックスのコントローラーズ部門の面接では、外資系の厳しいイメージとは違い、面接官は優しく大らかで、話しやすい雰囲気の人が多く、楽しい面接ばかりでした。こんな魅力的な人々とともに働いてみたいと思いゴールドマン・サックスを選びました。

私はコントローラーズ部門の自社の金融商品の保有状況と収益の管理を行う、プロダクト・コントローラーズに所属しています。プロダクト・コントローラーズでは株式、債券、デリバティブなど、取り扱う商品ごとにチームがわかれ、様々な部署と密接に連携して収益管理を行います。中でも、私は日本銀行をはじめとする中央銀行の金融政策の変化が如実に反映される、短期金融市場のトレーディングデスクをサポートするチームに所属しています。具体的には、前営業日にトレーダーが行った取引の時価評価と損益計算の妥当性を検証し、トレーダーや内部経営陣に報告する仕事です。市場は刻々と変化するため、金融商品のリスクを把握した上で、アメリカや各国の会計基準に対応した適切な会計開示を行うことが求められています。また、私たちが算出した数値は財務諸表や監督官庁に提出するレポートにも載るため、重要な役割を果たしていると実感しています。ニューヨークやロンドンにも同じ担当のチームがいるので、定期的な情報共有を行うなどグローバルなレベルで連携をとることも重要です。専門性の高い内容を扱うことも多く、以前はわからなかったことが理解できるようになったときに成長の嬉しさを感じます。また、若手のうちからプロジェクトを任せてもらい、多くのチームと連携を図りながらプロジェクトを成功させたときも達成感を覚えます。

新卒で入社してすぐに「一度聞いただけではわからないことも多いから同じ質問をしても大丈夫」「理解に時間をかけて大丈夫」とアドバイスをもらったことが印象に残っています。入社前は金融の知識がないうえ外資系は競争の激しいイメージが強かったため、仕事についていけるのか不安に思っていました。先輩からの温かい励ましに驚いたともに、新卒社員への理解があることへの安堵を感じました。今思えば、ゴールドマン・サックスでは新卒採用を積極的に行っており、新卒から長く活躍している社員も多いので、自分自身の経験を踏まえてアドバイスしてくれる社員も多いのだと思います。早い段階から始まるオン・ザ・ジョブ・トレーニングでもサポートをしっかり感じることができ、安心してチームに馴染んでいけました。

ゴールドマン・サックスではチームワーク力のある人、成長意欲のある人、そして誠実な人が求められていると感じます。国際的な環境で一丸となって働きたい人や常に新しいことに挑戦したい人が、ゴールドマン・サックスには向いていると思います。私が所属しているチームには香港やシンガポール、インドなどのオフィスで働く社員もいて、非常にグローバルなチームです。国を超えてチームワークを維持するためには積極的なコミュニケーションが必須なため、チームでのミーティングを毎日欠かさず行っています。こうした日常的な情報共有は日々の業務の効率化だけでなく、トラブルに対する速やかな問題解決にも生かされていると思います。また、ゴールドマン・サックスでは若手のうちから様々な業務に携わることができ、成長の機会が多く与えられます。わからないことや困難な問題に直面することもありますが、私の長所でもある忍耐力を生かして根気よく取り組む努力をしています。さらに、金融ではセンシティブな数値や内容を扱うことから慎重な姿勢で業務に臨むことも大切です。正確性を追求でき、仕事に対して誠実であることこそが金融業界で働く上での基本だと感じます。

学生時代から身体を動かすことが大好きだったので、今ではジムに通い筋トレやストレッチをするのが趣味です。毎日の忙しい生活の中でも運動の機会を取り入れています。静かに自分の心と身体に向き合うことができ、ジムがストレス発散の場にもなっています。また、学生時代にクッキングスクールで講師をしていたくらいお菓子作りも得意で、週末に時間があればお菓子作りをしています。特にタルトのクッキー生地つくりが好きで、作ったお菓子を会社に持参してチームにシェアすることもあります。