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株主の皆様へ

写真左から右
ジョン・ウォルドロン 社長兼COO
デービッド・ソロモン 会長兼CEO
デニス・コールマンCFO

2020年1月、私はウエスト・ストリート200番地にある当社ニューヨーク本社のオーディトリアムに立ち、初の投資家向け説明会の開催を告げました。当時、私たち経営陣は、会社の強化と成長を目指す包括的な戦略を策定しました。まず第1に中核事業への投資、2番目はアセット・マネジメント、ウェルス・マネジメント、トランザクション・バンキング、コンシューマー・バンキングの4つの分野でのさらなる成長、3つ目は事業効率の改善です。これに加え、投資家の皆様に対する説明責任を明確にするため、初めて財務目標を公式に設定しました。

当社にとって2回目となる投資家向け説明会を2023年2月に開催し、戦略の進捗を説明しました。その時にもお伝えしましたが、この3年は間違いなく興味深い時期であったと言えます。2020年1月当時、わずか2~3週間後にパンデミックが発生し、世界経済がこれほど混乱するとは誰も予想していませんでした。現在も不透明な経済環境は続いています。ロシアによるウクライナ侵攻でエネルギー市場は混乱し、インフレ率の高まりを受けて金融政策は引き締めに転じました。

こうした環境の中でも当社は株主の皆様を常に考え、成果を上げることができたことを光栄に思います。初の投資家向け説明会以降、株主総利回りは60%と、同業他社の平均を大幅に上回っています1。一株当たり純資産は40%近く増加し、最も近い競合会社のほぼ2倍です1。一株当たり純利益は40%以上増加しました。また180億ドル近くの資本を普通株主に還元しました。過去3年間の平均リターンは、現在の目標である平均普通株主資本利益率(ROE)14~16%、平均有形普通株主資本利益率(ROTE)15~17%に達しています2

2022年度の業績を見れば、厳しい事業環境であったことは一目瞭然です。2021年は好調であった事業構成が、資金調達活動の低迷や株式や債券の資産価格の下落などの逆風にさらされました。また、買収やテクノロジーへの戦略的投資を継続したことは長期的に見ると体質強化に重要であるものの、短期的には業績の重石となりました。

こうした厳しい環境であったにもかかわらず、2022年も株主の皆様に確かな成果をお届けすることができました。純収益は474億ドル、純利益は113億ドル、希薄化後普通株式1株当たり利益は30.06ドルでした。ROEは10.2%、ROTE2は11.0%となりました。1株当たり純資産も6.7%増加し、当社の戦略の遂行において大きな前進を続けています。その結果、株式発行額がほぼ20年ぶりの低水準となったマクロ環境においても、3年前の当社の実力と比べてよりよい業績を達成しました。

以下では当社のフランチャイズの状況と各事業の進捗状況について詳しくご説明します。お読みいただければ分かるように、当社の戦略は我々のパーパスを反映しています。当社が目指しているのは、パートナーシップ、顧客サービス、高潔さ、卓越性といったコアバリューを基本としながら、世界でも類まれな金融機関となることです。自ずとそうなれるわけではありませんが、常に学び、状況に適応しながら、お客様の期待を上回る成果を上げることに絶えず力を注いでいます。

当社の最大の資産は人材です。世界各地を巡り、お客様と話をするたびに、当社の社員がいかに有能であるかが話題に上ります。過去3年間にこれほどの困難に直面することになろうとは予測すらできませんでしたが、当社の社員はハードワークと創造性、強い意欲を発揮して立ち向かいました。こうした社員に恵まれていることに私は感謝しています。また、ジョン・ウォルドロン社長兼COO、デニス・コールマンCFO、そして経営委員会のメンバー全員をはじめ、戦略の実行に集中してくれている経営陣に支えられている幸運にも感謝しています。

先行きは常に不透明で、多くの課題が待ち受けていると思われます。しかし株主の皆様に価値をご提供できるよう、2023年も粉骨砕身努めてまいります。

One Goldman Sachs

当社の戦略の根幹はお客様重視の姿勢にあります。お客様に卓越したサービスを提供することがフランチャイズの強化、ひいては株主の皆様への利益還元につながると考えています。そのため、このコミットメントを体現するため、One Goldman Sachsというプログラムを2019年から試験的に開始しました。

One Goldman Sachsは複雑さを増す世界でどのようにお客様にサービスを提供すべきかについての指針となる組織の理念と言えます。このプログラムはお客様をすべての活動の中心に位置づけ、当社の持つ知的資本と専門知識を活用して世界中のお客様により総合的で包括的なサービスを提供します。

One Goldman Sachsのお客様との総合的な関係構築を担当するパートナーたちは、社内の専門家や識者を結集した専従チームを結成しお客様にサービスを提供します。One Goldman Sachsの理念は当社の様々なビジネスにおいて私たち自身が実感していますし、何よりもお客様にもその価値を実感していただいています。現在One Goldman Sachsは試験的な段階を終え、その精神はより幅広いお客様にも生かすことができると考えています。

戦略的な組織再編

お客様第一主義への新たな決意表明に合わせて、2022年12月に組織を再編しました。1) グローバル・バンキング&マーケッツ、2) アセット&ウェルス・マネジメント、3) プラットフォーム・ソリューションズの3つのセグメントに再編成し、プラットフォーム・ソリューションズには、トランザクション・バンキングとコンシューマー・プラットフォーム(消費者向けクレジットカードのパートナーシップとGreenSkyで構成されています)の2つの事業分野を統合しました。サイクルを通じてより高いリターンを創出するような持続的で安定性のある企業に転換するための戦略の次のステップとして、この組織再編は必然であると考えました。

すでにこの新しい組織での業績を報告していますが、業務遂行における3つの重要な優先課題も発表しました。それは1) グローバル・バンキング&マーケッツの取引シェアの最大化とファイナンス業務の拡大、2) アセット&ウェルス・マネジメントの資産運用報酬等の増加、3) プラットフォーム・ソリューションズの拡大による収益性向上です。私たちは今、この3セグメントの戦略を着実に実行し、当社の強みを生かして優先課題に取り組んでいける万全の体制を整えていると考えています。

セグメント別の業績

グローバル・バンキング&マーケッツ

グローバル・バンキング&マーケッツのフランチャイズは圧倒的な強さを誇っています。完了ベースのグローバルM&Aランキングで、当社は過去24年のうち23年間、1位を獲得しており3、2022年も再び1位となりました。株式および株式関連の引受、ハイイールド債の引受でも2位にランキングされました。

そしてこの3年間でさらに著しい成長を遂げました。取引シェアは370ベーシス・ポイント拡大しました4。債券・為替・コモディティ(FICC)および株式のファイナンス業務の年平均成長率は16%で、2022年の純収益は70億ドルを上回りました。FICCおよび株式業務では、機関投資家上位100社のうち、当社が取引金融機関トップ3に入っているのは77社で、初の投資家向け説明会を開催した時の51社から増加しました5。従来から優れた成果を上げている業務でしたが、それをさらに向上させました。

2022年のグローバル・バンキング&マーケッツの収益は325億ドルで、2021年と比較して12%減少しました。FICCの純収益は大幅に増加したものの、投資銀行業務の手数料収入が大幅に減少したためです。一方、アドバイザリー業務の純収益は過去2番目に多い47億ドルとなりました。

アセット&ウェルス・マネジメント

アセット&ウェルス・マネジメントでは、社内で別々に行われていた業務を1つに統合し、強力なプラットフォームを作り上げました。現在当社は、世界のアクティブ資産運用会社の上位5社6、オルタナティブ資産運用会社としても世界の上位5社6の一角を占め、一流のウェルス・マネジメントのフランチャイズを擁しています。契約資産残高(AUS)は2.5兆ドルを上回っています。

2022年はオルタナティブ投資の資金調達で記録的な年となり、フランチャイズ全体で720億ドルを調達しました。2019年以降の調達金額は1,800億ドル近くに達し、新たな目標である2,250億ドルに向けて着実に前進しています。オルタナティブ投資の調達額720億ドルのうち、270億ドルは当社のウェルス・マネジメントのお客様からの資金です。米国の富裕層顧客のローン利用率は約30%で7、まだまだ成長の余地があります。ウェルス・マネジメントの預り資産8は総額で1兆ドルを上回っています。

2022年のアセット&ウェルス・マネジメント事業の純収益は134億ドルで、2021年から39%減少しました。株式および債券投資に関連した純収益の大幅な減少によって、資産運用報酬等の10億ドルの増加とプライベート・バンキングおよび貸付事業の純収益の大幅な増加分が相殺されました。2022年通期の資産運用報酬等は88億ドルで、2024年の目標である100億ドル超の達成に向けて順調に前進しています。

プラットフォーム・ソリューションズ

2022年に消費者向けビジネス戦略における目標を大幅に縮小することを決定しました。

現在は数を絞った新興ビジネスを行っており、その収益性の確保に努めると同時に、コンシューマー・プラットフォームの戦略的選択肢も検討しています。

全社的な費用

2022年の営業費用は総額312億ドルで、2021年に比べて2%減少しました。10%の社員数増加に対して人件費は15%減少しましたが、人件費以外の費用の増加により概ね相殺されました。人件費以外の費用の増加は主に買収、取引に伴うコスト、テクノロジーへの継続的な投資によるものです。さらにパンデミック中には低水準だったお客様関連の営業コストも増加しました。当社は引き続き事業効率の改善に努めています。事業環境に合わせた調整を適切に行いながら、費用削減に積極的に取り組んでいます。

バランスシート

2022年末時点の総資産は経営資源を徹底的に管理したことにより、第3四半期から1,140億ドル減少して1.4兆ドルとなり、前年比では横ばいとなりました。2022年末の預金は3,870億ドルで、プライベート・バンクとコンシューマーからの預金に加え、トランザクション・バンキングの預金の伸びを反映して前年比で約230億ドル増加しました。第4四半期末の標準的な普通株式等Tier 1(CET 1)比率は15.0%で、前年比で80ベーシス・ポイント上昇しました。これは、2023年年初に新たに求められる自己資本要件の13.8%に対して120ベーシス・ポイントの資本バッファーがあることを表しています。67億ドルの株主還元の内訳は、35億ドルの普通株式の自社株買いと32億ドルの普通株式配当でした。

将来に照準を合わせる

戦略を遂行すれば、市場のサイクルに関わらず財務目標を達成できると考えています。厳しさを増す環境ではリターン目標を達成できない時もありますが、ここ数年の取り組みによって、市場環境が好調な時のアップサイドを維持しつつ、全体的なボラティリティを抑え、リターンの下限を引き上げてきました。すべての事業で私たちは将来に照準を合わせています。

当社が誇るトップクラスの投資銀行フランチャイズ9と主力のFICCおよび株式事業とを統合したグローバル・バンキング&マーケッツは、引き続き力強いリターンを実現しています。特に市況が良好な時期には、規律ある経営資源の利用に努めながらシェアの拡大に注力しています。当社の事業活動の規模、範囲、多様性によって、収益は比較的長期にわたって安定するようになりました。この2~3年のシェア拡大とファイナンス収益の増加により事業の耐性が一段と強化されました。グローバル・バンキング&マーケッツは優れた事業で、お客様に最高水準のパーフォーマンスを提供しているとの自負があります。

アセット&ウェルス・マネジメントでは、当社のエコシステムの利点を生かし、幅広い商品やソリューション、市場に関する独自の知見や専門知識をお客様に提供しています。運用成績と顧客サービスに重点を置いて、手数料収入、プライベート・バンキング、融資による持続的な収益を拡大しています。収益成長、利益率、ROEの新たな中期目標にも責任を持って取り組んでいます。アセット&ウェルス・マネジメントには最大の成長機会を見込んでおり、またすでに大規模な事業活動を展開している分野です。

プラットフォーム・ソリューションズは会社全体で見ると依然として小規模なセグメントですが、この新しいビジネスには将来性が見込まれます。純金利収入と手数料による安定的で持続的な収益をもたらす魅力的な事業であり、先進的な技術を駆使した革新的な商品を利用者に提供しています。

財務目標の達成に向けて総力を挙げた取り組みを続けており、当社フランチャイズの持つ強みを考えると目標を達成できると確信しています。過去3年間の平均ROEは14.8%で、当社の目標レンジ内であり、同業他社の平均を320ベーシス・ポイント上回っています10。2020年の訴訟の影響を除くと、当社の平均ROEは130ベーシス・ポイント程度高くなります。

これからは株主の皆様に対して、より透明性が高く、説明責任を果たす会社にしていきたいと考えています。このことは事業目標と同様に重要です。情報開示を拡大し、より頻繁に投資家会議を開催し、戦略に関する定期的な情報提供を心がけることで、オープン性とアクセス向上にこれまで努めてきました。全社的な目標と事業部門別の目標を策定し、進捗状況を評価するための重要業績評価指標を積極的に開示しています。

社員のインセンティブの方向性を一致させるため重要な変更も行いました。経営委員会の全メンバーの年間株式報酬の100%を将来の成果を基準とする業績連動型としました。これは協働を促し、経営陣全体の方向性を長期的な株主価値創出に向けることを目的としています。経営陣以外にも社員の多くは当社の株式を保有しています。私たちは団結して株主価値の向上に努めています。

人材

お客様へのサービス提供や株主価値の向上と同時に、社員を大事にすることにも力を注いでいます。私たちは多様な経歴、幅広い専門知識と視点を持つ有能な人材の採用、能力育成、昇格に長い間努力してきましたが、アナリスト、アソシエイト、ヴァイス・プレジデントのレベルでの多様性に富んだ人材登用目標に一定の成果を挙げました。2022年のパートナーがこれまでで最も多様性に富む構成となったことを喜ばしく感じていますが、将来の経営を担う多様な人材の育成・確保のためには、なすべきことがまだ多くあります。

コミュニティ・エンゲージメント

コミュニティへの投資も当社の長い伝統の一つです。

ゴールドマン・サックスの「1万人の女性」プログラムは、世界の女性起業家にビジネスや経営のための教育と資金調達手段を提供することで経済成長を促進する取り組みで、2023年に15周年を迎えます。2008年に「1万人の女性」の対面でのビジネス教育プログラムを開始し、2018年にはCourseraを使ったオンライン講座を開始、多くの女性に門戸を開きました。2014年には世界でも初めての試みとして国際金融公社(IFC)と共同でWomen Entrepreneurs Opportunity Facilityを創設し、より多くの女性起業家に資金調達へのアクセスを提供しました。2023年3月現在、このファシリティを利用した女性起業家の数は164,000名に達し、当初の目標である100,000名を遥かに超え、金融機関による女性オーナー企業への貸し出しを45億ドル増加させました。「1万人の女性」プログラムは、150カ国以上で200,000人を超える女性に力を与えています。

「1万人の女性」プログラムで得た経験をもとに、2009年には当社の代表的起業家支援プログラムである「1万社の中小企業」を開始しました。これまでに全米50州の中小企業13,600社を対象に教育プログラムを実施し、一部の地域開発金融機関と提携して中小企業への融資を行っています。2020年には、米国の中小企業のオーナーが自社にとって重要な政策変更を提唱できるようサポートする新たなイニシアチブ「10,000 Small Business Voices」を開始しました。2022年7月にこの種の集会として最大規模のサミットをワシントンD.C.で開催し、2,500人以上の起業家を招待しました。参加者は、企業経営者の話を聞いたり新たな成長戦略へのヒントを得たり、また300人以上の連邦議会議員と会談して、中小企業庁を刷新し、20年ぶりに再授権するなどの政策変更を特に要請しました。

2021年には、両プログラムから得た知見を生かして、「100万人の黒人女性」というイニシアティブを新しくスタートさせました。始まってからまだ2年ですが、会社全体でサポートしながら、順調に進んでいます。116の組織、企業、プロジェクトに対して10億ドル以上の投資資金と2,000万ドル以上の助成金を拠出することを決定しており、それにより184,000人以上の黒人女性・少女の生活に直接的なインパクトを与える目途が立っています。支援には、黒人女性が率いるアップスキリング企業のCareAcademyへのグロース・エクイティ投資、当社のAlternative Investment Management Black Equity Opportunitiesファンド、New Leadersとの提携による黒人女性学校長へのエグゼクティブ・コーチングなどが含まれます。これまでの経験と諮問委員会の指導から見えてきたのは、優れたアイデア以上に私たちが特に必要としているのはパートナーであるということです。私たちの持つ力を結集して初めて、次世代のために経済変革を起こすことが可能になると思っています。

サステナブル・ファイナンス

もうひとつの長期的な重点課題はサステナビリティです。当社は、環境ポリシー・フレームワークを策定した2005年以降、金融サービス業界の先頭に立って、気候変動をはじめとする重大な環境問題への対応に関して声を上げてきました。2019年には、気候変動とインクルーシブな成長に関連した資金提供、アドバイザリー、投資活動の目標を、今後10年間で7,500億ドルと設定しました。この3年間で目標の約55%を達成しました。金融機関としての経験と、お客様やパートナーとの協働から得られた知見や公共セクターとの継続的なエンゲージメントを組み合わることで、お客様が低炭素経済への移行に適応するだけでなく、その移行を当事者意識を持って推進できるようなソリューションに資金を有効活用しています。同時に当社だけでは市場のギャップに本格的に対処することはできないため、今後も引き続き、我々の強みと取り組みを補完してくれる戦略的パートナーとの連携を目指します。

将来に向けて

戦略、組織文化、人材、実績のどの面から判断しても、当社はお客様に最高のサービスをご提供できると考えています。私たちには、長年にわたって築き上げてきたお客様からの信頼にお応えする役目があります。ゴールドマン・サックスには、世界に大きな影響を与えてきたお客様と共に仕事をしてきたという歴史がありますが、お客様に最高のサービスをお届けするという伝統を守るため、日々真摯に努力しています。

今後も、お客様の成功ひいては我々の業務の成功に注力しながら、株主価値向上に努めてまいります。またリターンの基準を引き上げ、サイクルにかかわらず目標を達成するべく全力を尽くしてまいります。我々経営陣は、会社をさらに強くし多様性を高めることを優先課題としています。コアバリュー、戦略、人材を常に大切にしていけば、ゴールドマン・サックスが更に高い業績を上げる時期が訪れることになると確信しています。

 

デービッド・ソロモン
会長兼CEO

 

 

 

 

 



「株主の皆様へ」に関する注記
 

本文は英語原文の一部を翻訳したものです。本文と原文に相違がある場合には、英語の原文が優先します。

将来予想に関する記述

本文書には、財務目標、事業戦略、営業経費削減、サステナビリティ目標についての記述など、将来予想に関する記述が含まれています。2022年12月31日終了年度に関する当社の様式10-Kの中の将来予想に関する記述についてのご注意を必ずお読みください。

脚注

1 2019年12月31日と比較した2022年12月31日現在のデータ。株主総利回りの出所はブルームバーグです。その他すべてのデータの出所は会社資料です。同業他社にはMS、JPM、BAC、Cが含まれます。

2 有形普通株主資本利益率(ROTE)は、普通株主に帰属する純利益を月次平均有形普通株主資本で除して算定されます。有形普通株主資本は、株主資本合計から優先株式、のれん、識別可能無形資産を控除して算定されます。ROTEは(買収によるか内部成長によるかを問わず)事業の業績を一貫して測定するものであるため重要であり、有形普通株主資本は、当社および投資家が自己資本比率を評価するために用いる指標の1つであるため重要である、と経営陣は考えています。ROTEと有形普通株主資本は非GAAP指標であり、他社が使用する類似の非GAAP指標と比較できない可能性があります。以下の表は、平均普通株主資本と平均有形普通株主資本との調整を示したものです。

 

 

3 出所:ディールロジック

4 2022年と2019年の取引シェア。データは、アドバイザリー、株式引受業務、債券引受業務、FICC、株式業務に関して報告された収益に基づきます。合計取引シェアにはGS、MS、JPM、BAC、C、BARC、CS、DB、UBSが含まれます。

5 出所:顧客ランキング/スコアカード/フィードバック、および/またはCoalition Greenwichの2022年上半期機関投資家顧客アナリティクス・グローバル・マーケッツ・ランキングをもとに、ゴールドマン・サックスが集計した上位100社の顧客リストおよびランキング。基準の比較結果はプロバイダーの変更によって調整していません。

6 2022年第4四半期現在のランキング。同業他社のデータは公開されている会社資料、決算発表および補足資料、ウェブサイト、eVestmentのデータベースおよびモーニングスター・ダイレクトをベースに作成。ゴールドマン・サックスの2022年第4四半期末時点のオルタナティブ投資総額4,500億ドルには、オルタナティブ契約資産2,630億ドルとフィーが発生しないオルタナティブ資産1,870億ドルが含まれます。

7 ローンにはバンク・ローンとモーゲージが含まれ、マージン・ローンは含まれません。浸透度は、バンク・ローン/モーゲージ商品関連のPWM口座数を合計口座数と比較したものです。

8 プライベート・ウェルス・マネジメントとワークプレイスおよびパーソナル・ウェルスにおける超富裕層と富裕層の両方の顧客資産を含みます。契約資産と仲介資産で構成されます。

9 報告された2022年度の投資銀行業務の収益に基づきます。同業他社にはMS、JPM、BAC、C、BARC、CS、DB、UBSが含まれます。

10 出所は会社資料です。同業他社にはMS、JPM、BAC、Cが含まれます。