山上 千晴

マネージング・ディレクター オペレ―ションズ, 東京
素の自分をさらけ出すことで、より良い人間関係構築に役立つと思っています。

アジアのオペレーションズの共同統括責任者として、アジア各国の日々の取引に係る決済や、資金繰りが滞りなく行われているかを確認するのが私の仕事です。新規ビジネスを始めるときや、法律改正やマーケットのルール変更があるときには、オペレーションズでの対応が必要となります。長期のプロジェクトになるものもあるので、専門性を持つ世界中の様々な部門の同僚達と話し合いながら進めていかなければなりません。ビジネスニーズに対応し、チームやメンバーそれぞれのスキルや強みを最大限に生かせるよう、コミュニケーションを密にとり活発に意見交換しながら、よりよい組織作りに努めています。大きなプロジェクトをやり遂げたときにはチームとしての達成感もありますが、各メンバーが一日一日の積み重ねを大切にし、毎日何か一つ学び、それを翌日へ繋げられる環境作りをすることが私の大きなやりがいです。

私たちオペレーションズは海外オフィスと緊密に連携することでお客様との取引をサポートしています。海外の情勢やプロジェクト等に対して当事者意識を持って能動的に情報収集を行い、日本のお客様に提供しています。例えば、海外で証券の決済プロセスが変更になるような場合には、海外オフィスの関係部署から情報を集めて、日本のお客様への影響を調べて準備します。こうしたグローバルなネットワークと幅広い知識をいかしたサービスを提供できるのは当社の強みです。海外のオフィスから得た知見とノウハウは業務効率化と生産性向上にもつながるほか、世界各国の同僚と繋がる絶好の機会ともなり、ゴールドマン・サックスのチームワークをさらに強められる好循環が生まれています。

「適応能力と柔軟性」と「心の余裕」はゴールドマン・サックスで大いに役立ちます。金融業界は刻一刻と状況が変化し、昨日まで当たり前だったことが明日には変わっているという状況が多々あります。そうした環境下でも柔軟に対応し、適応することが求められます。また、唐突な仕事の依頼などに対応できるように、ちょっとした心の余裕を常に持つようにしています。他に心がけているのは、常にポジティブであること、そして何事もフェアに対応すること。何か問題が起こった際には、必ず両サイドの意見を聞き、フェアにその状況を理解・判断するようにしています。チームワーク文化が根強いゴールドマン・サックスで一人のせいになるという状況は考えにくいですが、人やモノのせいにしないことは常に意識しています。

若手の方には、もっと飾らない自分を出してほしいと思っています。特に日本人は責任感が強く、人に弱みを見せたくないと考えがちですが、むしろ格好悪いところを見せ、素の自分をさらけ出すことで、より良い人間関係構築に役立つと思っています。私自身も困難に直面した時は1人で解決しようとせずそれを周囲に話し、同じような困難をくぐり抜けた人がいれば、その人から学びました。ゴールドマン・サックスは、チームで物事を進めていく文化が他社と比較して色濃いので、気軽に相談できる職場環境だと思います。

新型コロナウィルスの感染が広がり自宅で過ごす時間が増えて以来、趣味になったのがパーソナルジムとヨガです。以前とある先輩から、「優秀な人はこの会社にたくさんいて、頑張れば自分もそれなりのところまでいける。ただどんなに仕事ができても、肉体的にも精神的にも強くないと結果は出せない」というアドバイスをもらいました。改めて今の自分を作っているのは健康な体であり、それを維持することで常に万全の状態で仕事にも邁進できると思っています。この会社に入社してから病欠をしたことがないのは私のプチ自慢です。

 

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