2歳の頃家族と来日し、中学1年生まで日本の教育を受けました。中学、高校と一度中国に帰りましたが、大学からはまた日本で生活しています。高校2年生の頃アメリカに1年、大学2年生の頃フランスに1年と様々な国で生活をする中で、国際色豊かな会社で働きたいと考えていました。
卒業後、欧州系金融機関で内部監査の仕事に就きました。元々学生の頃に株などの投資に興味があり、セールス&トレーディングの仕事に就きたいと考え、就職活動をしていました。しかしながら、ある会社で内部監査のトップを務めていた方の面接を受けていた際に、監査部はすべての部門を見ることができるし、すべてをみてから自分が本当にそのビジネスをやりたいのかを考えてもいいのではないかとアドバイスしてくださったため、監査部門に入社を決めました。実際に監査の仕事をしてみると、短期間で集中的に担当先の部門について理解を深めたり、様々な社員と話をしたり、型にはまった仕事ではなく、クリティカルシンキングや的確な判断を下す力も必要になることを知りました。
もう少し裁量のある仕事がしたい、チャレンジングな環境に自分をおきたいと感じていた時に、ゴールドマン・サックスでのオポチュニティを知りました。面接を受ける前までは、正直、怖い、アグレッシブといった印象を持っていたのですが、実際に面接を受けてみると、自分がこの仕事に本当に向いているのか、自分という人間がどういう人間なのかを真剣に知ろうとしてくれる、双方でコミュニケーションがとれるような面接でした。面接の中で「裁量のある仕事がしたい」とアピールしたところ、「そんなにやりたいのなら、どんどん仕事をあげるから覚悟してね」と言われましたが、本当に手を挙げれば様々なことに挑戦させてもらえる環境であることに感謝をしています。
内部監査の仕事は、通常2-3名のチームで1つの監査プロジェクトを3-4か月にわたって行います。様々な部門に出向き、その部門・分野がきちんと機能しているかをチェックして保証をしたり、改善点をアドバイスしたりするのがコアな仕事です。正直、あまり歓迎されないような瞬間もありますが、何らかのリスク事態を軽減できた時は、とても感謝される仕事でもあります。新しい情報が日々入ってくる環境は自己成長にもつながりますし、自分の引き出しも増え、とても楽しいと感じています。
私たちのチームは、中国、香港、韓国、アメリカ、日本など世界中から様々な人たちが集まっています。文化や育った環境が違うにも関わらず、とてもチームワークが取れていると感じるのは、全員が「この会社をよりよくしたい」と強く思い、その1つのゴールに向かっているからではないでしょうか。私たちが心がけていることは、クロスコミュニケーションです。一つの監査プロジェクトが終わるとプロジェクトチーム解散となりますが、お互いの近況報告をしたり、仕事の相談をしたり、お互いをもっと理解しようとするのです。そうすることで、また他のプロジェクトで一緒になった時にとても仕事がしやすくなります。
ゴールドマン・サックスで活躍するために必要な3つの要素は、積極性、柔軟性、そして好奇心だと思います。当社は発言することが当たり前の環境です。積極的に手を挙げて、自らチャンスをつかみにいく姿勢。自分の意見を通すことも大切ですが、周りの意見にも耳を傾けて、最終的には最良の答えをチームで導きだす姿勢。そして、日々変化する金融市場やレギュレーションに対応できるよう、常に最新情報を入手しようとする姿勢。私自身、どんな質問をされてもすぐに答えられるようになりたいですし、頼られる存在、物知り博士になることを目指しています。
仕事以外の時間は、公園に行ったり、カフェに行ったり、大好きなボサノバ音楽を聴きながら海へ行ったり、静かな生活も楽しんでいます。学生の頃は、海外旅行を通し、様々な言語や文化、建築物に触れることで、自分のもつ情報量や知識が増えていくことに喜びを感じましたが、社会人になってからは国内旅行をするようにもなりました。仕事はもちろん、プライベートの時間も様々なことを吸収したいと思っています。
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