飯島 令己

ヴァイス・プレジデント, オペレ―ションズ, 東京
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私は入社時に金融の専門知識がありませんでしたが、当社には様々な学歴やバックグラウンドの人たちが平等に働いているので、そのことを不利に感じたことはありませんでした。

My Work 

 

デリバティブ業務部では、取り扱う金融商品別にチームが分かれており、私は外国為替チームのドキュメンテーションチームに所属しています。為替取引の契約書類(リーガルコンファメーション)を扱っています。

為替のデリバティブ取引のリーガルコンファメーションは電子化されているものが多いのですが、複雑な取引やお客様が取引を自動照合・確認するシステムをお持ちでなかった場合、書面で取引の契約締結を行います。私の仕事の内容はそのようなリーガルコンファメーションの作成、書類の内容をお客様に同意して頂くための作業やお客様の認識との齟齬が発生した際の対応や交渉を日々行っています。

書類に記載されている内容が法律上どのようなインパクトがあるのか、その内容がトレーダーのリスクシステムに正確に反映されているかをモニターし、会社のリーガルリスクはもちろん、様々なリスクを管理しています。幅広い部門(営業、トレーダー、法務やコンプライアンス)と関わる機会が多いので、コミュニケーション能力や深い金融商品知識が求められる仕事です。それに加え、日々行っている業務プロセスを常に見直し、その改善方法を自分から提案することも求められます。

My Day 

 

為替は24時間動いているマーケットなので、前日に約定されたトレードの書類を出社後作成し、午前中までに提出します。バンガロール、ロンドン、ニューヨークのチームから届いたメールに目を通し、東京時間内に対応しなければならない作業を確認し、東京・アジアのセールス・トレーダーにフォローアップもします。

まだお客様にサインして頂いていないコンファメーションを確認し、お客様に連絡を取ったり、他の金融機関から届いたリーガルコンファメーションに相違がないかもチェックします。相違があった場合は訂正リクエストを出し、場合によっては法務部を交えて交渉を行います。

同期や社内のイベントで出会った他の部門・部署の人たちと、1週間に1、2回はランチに出かけます。気分転換になるだけでなく、社内のネットワーク作りにも大切な時間だと思っています。普段、業務で関わることのあまりない人たちと気軽にランチをすることで、会社の組織についての知識を深めることもできます。

午後からはコンファメーションの作成作業に入ります。複雑なトレードがどのようにシステムに記録され、詳細まで正しくトレーダーのリスクシステムに反映しているかを確認し、法的に問題のない範囲内でいかにお客様にわかりやすく約定内容をコンファメーションに記載するかを常に考え、書類を作成します。

コンファメーションを扱う日々の業務に加え、様々なプロジェクトにも参加しています。他の部署とのミーティングに出席して自分のチームの視点からリクエストや問題点の指摘をしたり、自分で提案した業務プロセス改善のプロジェクトの計画・発表も行います。社内の女性ネットワークの活動にも参加したり、会社が提供する様々な研修にも参加しています。

My Path 

 

私がゴールドマン・サックスを選んだ理由の一つは、就職活動で出会った面接官の方々が、金融に限らず、様々なバックグラウンドを持っていたからです。ゴールドマン・サックスで求められるのは、提案力や解説力、コミュニケーション能力だということが面接を受けていくうちに分かりました。私は入社時に金融の専門知識がありませんでしたが、当社には様々な学歴やバックグラウンドの人たちが平等に働いているので、そのことを不利に感じたことはありませんでした。入社後の研修を通して金融知識を深め、今では自分が扱っている金融商品の説明をお客様や他の部署の人にもしています。

私が当社を選んだもう一つの決め手は、面接官が自分の仕事を説明しながら、「優秀な人に囲まれ、いつもチャレンジングで刺激のある環境で仕事ができることが一番の誇りに思える」と話してくれたことでした。私もそのような環境で働きたいと思いました。

ゴールドマン・サックスは、新人だからといって仕事を任せてもらえなかったり、上下関係が厳しい環境ではありません。実力に基づいて適正に評価され、上司からの指示を待つのではなく、自分から新しいチャレンジを見つけ出すことが求められる会社です。こうして私も日々、プロフェッショナルとしての自分の能力を磨いています。

Myself 

 

入社する前は正直不安でいっぱいでした。金融知識がないのに大丈夫か、本当に自分に向いている仕事なのか、海外生活が長い私が日本で仕事ができるのか。そのような不安を抱えている学生は多いと思います。

しかし入社して気づいたのは、ゴールドマン・サックスで仕事をするのに重要なのは個性だということです。私は様々な不安を抱えて入社したけれど、その不安を乗り越えるチャレンジ精神や、海外生活を活かしたグローバルなマインドセットを持っているからこそ当社で仕事を楽しめるのだと思います。

新しい人生のチャプターを開こうとしている学生の皆さん、不安も多いと思いますが、自分のスキルアップや新しいことにチャレンジすることが好きな方、慣れない環境でもオープンマインドで柔軟に働ける方であれば、ゴールドマン・サックスで楽しく仕事ができると思います。