

大学・大学院を通して工学部に所属し分子生物学・遺伝子の研究を行っていました。学問としてはとても興味深く今でも関連する記事や論文などは見ていますが、キャリアを考える上で、成果が出るまで長い年月を要する研究よりも、より速いサイクルで社会に貢献できる業界で働きたいと考えました。自分の専門分野に限定せず就職活動をすることに決めたので業界はあまり絞らず、IT・メーカー・コンサルティング・金融など幅広い業界を視野に入れて就職活動を進めました。この過程で、自分のモチベーションの源泉は人にあると認識するようになりました。ゴールドマン・サックス、特にコントローラーズ部門には、多様な国籍を持つ優秀なプロフェッショナルが数多く在籍しています。留学経験があったこともあり、異なるバックグラウンドをもつ同僚とチームワークを組んで働ける環境に魅力を感じて入社を決めました。
ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが運用する投資信託の基準価額の検証と公表、また、投資信託にまつわる法定レポートの作成を担当しています。私が所属するコントローラーズ部門のファンド・コントローラーズでは、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが運用する投資信託の基準価額の値動きがマーケットと照らし合わせて妥当であるかを検証したり、投資信託の財務諸表・運用報告書の作成を担ったりしています。特に新しい商品に投資するときには、法令や業界慣行などを踏まえ、計理処理やレポーティングに問題ないかなど、事前に徹底的に確認します。やりがいを感じるのはプロジェクトを無事に遂行できた時です。理系出身なので、新卒入社時からシステム開発系のプロジェクト、具体的には分配単価を検証するシステムや法定帳簿の保管フローの開発などに多く携わってきました。海外を含むテクノロジー部門の方と共同で要件定義、UAT環境でのテストの条件など一から考え、目標とする期限までにプロジェクトを完了するには、業務内容の深い理解はもちろん、進捗管理能力、コミュニケーション能力など様々なスキルが求められます。こうした総合的な能力を使ってプロジェクトを成功させ、チームとして業務効率やリスク管理精度が向上したと実感できた時、その成果をニューヨークなどのマネージャーから高く評価された時に大きな達成感を得ます。さらに、プロジェクト期間中だけでなく、開発当初から関わっていることで、その後もチーム内外からそのシステムに最も詳しい人として頼りにされることも、大きな喜びとなっています。
結果を常に疑い、異なる視点から検証する批判的思考力が求められます。細部への注意力を持ち、物事を多角的に分析できる能力が正確な基準価額算出やレポーティングにつながります。私は採用活動も担当していますが、新卒で入った後輩や中途の社員を見ていて感じるのは、学習俊敏性の高い、つまり素直な人が大きく成長するということです。物事を正確に把握するには、これまでの経験や知識は生かしつつも固定観念にとらわれずに客観的に物事を捉えること、また指摘事項は真摯に受け止め咀嚼して次へ繋げることが必須です。私も常にこの「素直さ」を意識して業務に取り組んでいます。これらのマインドセットに加え、刻刻と変わっていく金融業界に対する知的好奇心と常に学び続ける姿勢、そして優れた分析能力も不可欠です。さらに、海外を含む多様な関係者と円滑に連携するための高いコミュニケーション能力も、プロジェクトを成功させ、日々の業務を効率的に進める上で重要なスキルだと感じています。
ゴールドマン・サックスは、フラットで風通しのよいところだと思います。若手の頃から自分の意見を求められ、様々なプロジェクトに参加し海外のマネージング・ディレクターへの報告なども行います。新卒1年目の時にマネージャーから、「自分を女優だと思って仕事に向き合うといいよ」とアドバイスをもらったことが印象に残っています。当時、自信のなさから発言をためらったり、経験豊富な先輩方を前に自分の意見を述べ ることに躊躇したりする時期でしたが、プロフェッショナルとしての役割を演じることで、プライベートでの自分と切り分けて、ビジネスの場での最善の振る舞いを意識するきっかけになりました。 “Fake it till you make it.”という言葉に近い考え方だと捉えています。最初は抵抗がありましたが、繰り返すうちに自然と仕事上の自分としての軸ができていったと感じています。
コントローラーズ部門は長期休暇も取得しやすいため、この時間を活用して家族での旅行も楽しんでいます。子育てと仕事の両立は大変なこともありますが、両方があることでプライベートと仕事のバランスを取りながら良い意味で頭を切り替えられています。仕事で集中した後は、子供と過ごす時間で全く違う脳を使うことでリフレッシュでき、子供の目まぐるしい成長を目の当たりにしてエネルギーやモチベーションを感じることもあります。また、限られた時間の中で効率的に業務をこなすため、タイムマネジメントの意識が以前よりも高まり、仕事の生産性向上にも繋がっていると感じています。私個人だけでなく、AIなどを使いながら業務の自動化や効率化を推進し、チームの生産性も向上させていければと思います。
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