グローバルに実績のある企業で自分の実力を試したいという思いがありました。金融業界、特に外資系はスピード感があり、自分の成果が数字に表れ正当に評価されることに強い魅力を感じました。当時、自分のコンプレックスであった英語力を向上させたいという思いもあり、あえて外資系金融への就職を希望したのですが、様々な企業を見ていく中で、自身の仕事に対して熱心でかつ優秀な人材が多いと感じたのがゴールドマン・サックスでした。実際、数多くの挑戦の機会が与えられ、成長意欲を高めてくれる職場環境だと感じています。
私は世界各国の銀行、年金基金、保険会社などの資産運用をお手伝いしています。私のチームでは主に株式指数を取り扱っていて、お客様に価格を提示して相対取引を行っています。相対取引は取引所で取引を行う市場取引とは異なり、売り手と買い手が当事者間で取引をする形式のもので、価格を自由に決定できるのがメリットです。適正な価格を提示しつつ、ゴールドマン・サックスとしての収益にいかに繋げていくかが重要です。自分でトレードのアイデアを考え、実際にお客様に取引してもらうまでのプロセスにはやりがいを感じます。気になって夜も相場をチェックしてしまうほどです。また日頃から世界中のチームと一緒に仕事をするので、英語でやり取りすることがほとんどです。学生時代にコンプレックスと感じていた英語も、今では仕事のツールとして日常に溶け込んでいて自分自身でも成長を感じます。
大きな金額のトレードを行う時には、自分の仕事の影響の大きさと責任の重大さを実感します。私が所属するチームは個別株ではなく株式指数自体を取引するので、1つのトレードが数千億円に上ることもあります。大きな金額の取引が多くの企業の資産形成に影響していることを想像すると緊張感が高まります。また、こうした巨額な取引を獲得できるゴールドマン・サックスの規模に圧倒されるのと、先輩や同僚の優秀さに日々驚かされています。
ゴールドマン・サックスで働くには明確なビジョンを常に持つことが大切だと思います。そして、自分が描いているビジョンをマネージャーや同僚にしっかり伝えることも重要です。取引にはリスクも必ず伴うので、どういった懸念が予測されるのか、どうやって解消するべきなのか、活発に議論しながら取引の実現に向けてチームとして取り組みます。トレーディングの成果は個人の実力次第というイメージが強かったので、ここまでチームワークが発揮されていることに安心感を覚えました。同業他社と比較してもチームで協力するという意識が非常に強いと感じています。香港やシンガポールのオフィスで働く同僚ともコミュニケーションを頻繁にとっていて、幅広いマーケット情報の収集にもつながっています。臨機応変に対応する能力も必要だと思います。マーケットは日々変化しているので、毎日の業務内容も違っています。市場に関する新しい知識を吸収する力だけでなく、滞りなく業務を遂行するためのコミュニケーション能力なども必須です。
将来はAIの技術を活用して金融サービスの進化に貢献したいです。私は大学と大学院で人工知能の数理モデルに関する研究をしていました。金融と直接結びついた専攻ではなかったのですが、仮説検証のプロセスはトレーディングの仕事と共通している部分も多く、現在も自分のトレードアイデアをコーディングを使用して検証することもあります。いずれ自分が所属するチームでもAIを導入して、金融サービスの向上、業務の効率化に挑戦してみたいです。
アクティブに外出するより、家でのんびりする方が好きです。料理が趣味で、自分で作った料理にお酒を合わせて家で楽しむのは自分にとっての至福の時間です。週末は仕事の事を考えず、ゴルフに出かけたり、好きな漫才を見たり、音楽を聴いたりしてリラックスしています。私の職種は忙しい時期が事前にわかるので、それに合わせて旅行のスケジュールを組んだり、忙しい週の最終日に美味しいレストランを予約したりと、ストレスを溜めないような生き方をしています。
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