

大学で金融工学を学び、理論が実務でどのように活用できるか知りたいと考えて金融業界を志望しました。私は金融機関向けの商品開発(ストラクチャリング)の仕事を志望していたのですが、当時のゴールドマン・サックスのストラクチャリングチームは、陣容と業務範囲の両面で他社と比べても充実していました。チームの皆さんの知的好奇心の強さ、専門性の高さ、そして強固なチームワークに惹かれ、入社を決断しました。
証券部門の金融商品開発本部(ストラクチャリング)の共同責任者として、国内の機関投資家や事業会社のお客様に金融商品の提案をしています。一般に「ストラクチャリング」は金融商品の設計・組成が中心ですが、当部はストラテジスト機能も担っています。そのため、国内の金融機関に加え、海外投資家(中央銀行・ヘッジファンド・資産運用会社など)や社内のトレーディングデスクに向けて、日本の金利・為替市場、投資家動向、規制などに関する分析と情報提供も行っています。足元では、いわゆる「金利ある世界」へ移行しつつある日本への注目が高まっています。日銀の政策運営や財政政策への関心も強く、海外に向けて日本の状況を説明する機会が増えています。
日本経済の変化を、新しい金融商品や市場を生み出す好機と捉えています。円金利の上昇は、日本の機関投資家の運用姿勢に大きな変化をもたらします。金利上昇を前提とした商品のニーズも生まれ、提案の幅が広がります。ストラクチャリングは、最初から細部まで決まっている案件ばかりではありません。大まかなアセットクラスを起点に、さまざまな要素を組み合わせてソリューションへ落とし込み、ビジネスにつなげていく仕事です。自由度が高く、幅広い領域をカバーできる点が魅力だと感じています。一方で、幅広い知識と深い専門性を段階的に積み上げていく必要があります。商品組成に欠かせない数理能力に加え、ディールに関わる関係者をまとめるコミュニケーション能力、社内外での交渉力も求められます。どのような仕事にも前向きに取り組み、吸収し続ける姿勢があれば、専門性を深めながら領域を広げていけると考えています。
ストラテジストとストラクチャリングを横断して担う体制は、ゴールドマン・サックスの特徴の一つです。金融商品開発本部は比較的柔軟なチームで、ビジネスラインやプロジェクトに応じて役割を変え、最適な布陣を組むことができます。例えば、ストラテジストとして行う市場分析を起点に、顧客へのソリューションや投資戦略の提案へつなげることも日常的に行っています。また、ゴールドマン・サックスには、既存の枠にとらわれない着想や発想を評価する文化と、それらを形にするためのプラットフォームがあります。私自身も、お客様や社内の営業・トレーダーと継続的に対話しながら、お客様の潜在的なニーズや魅力的な投資機会の種を常に探しています。
ゴールドマンは人を育てることに強くコミットしています。これだけ長い期間、新卒採用をし続けていることや、採用した社員に分け隔てなく仕事や知識を授け、若くても能力があれば大きな役割を任せる、そういったプロフェッショナルが育つのに必要な土壌がしっかりとあり、それを是とする文化が根付いていると感じます。私も若い時から仕事を任せてもらえたことで専門性が深まったと思います。マネージャーになった今は、自分が若手社員を指導する番に回っています。ビジネス環境が急速に変化する中でも、変化の波にのまれないように、リーダーとして先々の道筋を照らせるような存在でありたいと思っています。
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