恵谷 洋子

ヴァイス・プレジデント, 証券部門, 東京
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海外オフィス、営業やトレーダー、 コンプライアンス、法務部等、幅広い人と 一緒に仕事ができることも醍醐味です。

ゴールドマン・サックスにはいつ入社されましたか。入社する決め手や理由は何でしたか。また、なぜ外資系企業で働く事を選ばれたのですか。

2013年4月にゴールドマン・サックスに入社しました。大学では主にマーケティングを学んでおりグローバルな環境で働きたいとは思っていたものの、正直初めは金融業界にあまり興味がありませんでした。そんなある日、異業種が集まるキャリアフォーラムに偶然参加したことがきっかけで、外資系金融で働く人たちに関心をもつようになりました。というのも、そこで出会った方々は様々なバックグラウンドでありながら、皆さん、生き生きと仕事の話をされていたのが印象的だったからです。その後のリクルーティグイベントやインターンシップを通して、外資系金融ならではのグローバルかつダイナミックでスピーディーな環境に惹かれ、この業界でキャリアを積みたいと考え始めるようになりました。そんな中で、最終的にゴールドマン・サックスを選んだ決め手はやはり「人」でした。就職活動中に出会った人たちは皆ユニークで、プロフェッショナルしても人間としても魅力を感じる方ばかりで、ぜひこの人たちと一緒に働きたいと思い、入社を決意しました。

現在の仕事内容をご説明ください。

金融法人営業部で、日本全国の地域金融機関のお客様に円貨、外貨建ての様々な商品の提案や、売買注文を受けています。ゴールドマン・サックスのグローバル・ネットワークを活かしながら、私のチームでは流動性の高い商品だけでなく、その時々のお客様のご要望に合ったオーダーメードの商品など、様々な商品をご提案しています。マーケットは常に動いているので、日々世の中で何が起きており、それらが市場へどのような影響を及ぼすか、いち早く察せるよう常に色々なことにアンテナを張ることが求められます。また、市場環境や規制が変わる中で、現在だけでなくお客様の将来のニーズを先回りして考えるためには最新の情報や知識を常に身につけていることが欠かせません。その時々に適した柔軟な対応・提案ができるようにするのは非常にチャレンジングでエキサイティングです。

あなたはどのようにチームメートや同僚と働いていますか。例を挙げてご説明ください。

ゴールドマン・サックスは「チームワーク」を非常に大切にする会社です。入社後2週間の新人研修でも何度も強調されたチームワークですが、働き始めてその理由が実感できるようになりました。働き始めてから特に感じたことは、会社のブランドを背負って働いているという意識を社員全員が持っていること。そしてチームでNo.1を目指すためにお互いが自然とサポートし、切磋琢磨しているということです。だからこそ、チームの支えで大きな壁を乗り越えられたときや、何かをチームで達成した時の喜びは格別に大きいものがありました。そんなチームメートや同僚から、「恵谷と働けてよかった」と思ってもらいたいというのが、今の私の大きな原動力となっています。

ゴールドマン・サックスにこれから応募される方にアドバイスをお願いします。

金融の知識もなく、「この人たちと働きたい」と思って入社した会社でしたが、これほどまでに若手の声にも耳を傾け、努力すれば努力しただけフェアに評価され、チャンスを与えてくれる会社だとは正直想像していませんでした。今はこの会社で働いていることを、本当に幸せだと感じています。
入社後の約1年8か月間はオペレーションズで経験を積んだ後、社内の公募制度に応募して証券部門に異動しました。オペレーションズでは、一歩引いた視点から会社の業務を学んできましたが、直にお客様と接し市場の動きを感じられる営業職として新たに経験を重ねたいと思い、異動を決意しました。こうした社内公募制度は、自分の知識や経験を深められるので、とても良い制度だと思っています。
現時点では金融にあまり興味のない方も、「自分が一緒に働きたいと思える人はいるか」という視点から会社を見直してみてください。ゴールドマン・サックスには様々なバックグラウンドを持った人が活躍しています。それぞれの個性が尊重され、より一層花開く場所だと思います。

あなたのゴールドマン・サックスでの初日の経験について教えてください。

入社前日と当日は、社会人になるという不安と希望から緊張感でいっぱいであったことを今でも鮮明に覚えています。緊張して臨んだ初日でしたが、ひとたび同期の皆に会うと不安な気持ちも去り、これからこの同期たちと切磋琢磨していくのだという非常にエキサイティングな気持ちになりました。

仕事での主な1日の流れをお書きください。

7時頃に出社すると、まずはオーバーナイトで起こったことの最新情報を収集するため、メールや各情報端末をチェックします。7時半からは若手の朝会が始まり、各チームの若手営業やトレーダーが集まりそれぞれ情報共有をし、その日のマーケットがどのように動くか予想、お客様にどのようなトレードアイディアをご提案できるかを議論します。その後8時から行われる円債のミーティングではトレーダーからのアップデートや相場観を聞き、その日の取引に備えます。

9時になって場が開くとお客様の売買注文が集中するので、敏速に取引を遂行します。お客様には、マーケットのアップデートのほか、市場で注目されるイベントや経済指標の発表がある日には、マーケットへのインパクトについての当社の見解をお伝えします。その際にお客様の見解やニーズもしっかりと伺い、後日お客様のお役に立てるような情報やトレードアイディアをご提案できるよう準備します。それぞれのお客様のご要望にお応えするには一方通行のコミュニケーションにならないように気を付けることが非常に重要です。

11時半頃にランチです。お客様からの電話や発注があるので基本的にはデスクランチとなります。

地域金融機関のお客様は都内だけでなく日本全国にいらっしゃいますので、前場が終わってから出張に出ることや、一日中出張に出ていることも珍しくありません。時には商品開発の担当者と一緒に、新しい商品のご提案に伺うこともあります。直接お客様にお目に掛かることでより良い信頼関係が築け、それによって生まれるビジネスも多くありますので、出来る限り直接お客様にお目に掛かる機会を持つようにしています。

出張のないときは大体7時半頃退社します。退社後はチームや若手で食事に行ったり、リフレッシュしたい時はヨガへ行く日もあります。

プライベートと仕事のバランスを築くことにあたってどのような工夫をされていますか。

仕事で成功するためには、プライベートの充実が非常に大切だと思います。現に先輩方を見るとプライベートも充実されている方々ばかりです。「人間として魅力のある人と一緒に仕事をしたいから、仕事だけでなくプライベートも充実させて魅力的な人間になってほしい」。これはある先輩からのアドバイスで、私が常に心に留めていることです。もちろん学生時代と比べるとプライベートの時間は少なくなりましたが、その分密度の濃い時間を過ごせるようオンオフをはっきりとさせることを心がけています。仕事中は仕事に専念し、プライベートの時は質の高い時間を過ごせるよう意識する。このちょっとした意識を持つだけでも、バランスの取れた充実した時間を過ごせるようになると思います。