経営理念と業務運営方針

経営理念

当社の経営理念は私たちの企業文化の礎であり
当社の持続的で長期的な成功において欠くことのできない基本理念です。

ビジネス遂行上最優先すべきは、顧客の利益である。

ビジネスの成功は、顧客への貢献の結果得られるものであり、これはわが社の発展の歴史を見ても明らかである。

わが社の資産は人材、資本および信用から成る。

このいずれをも欠くことはできないが、とりわけ信用に関しては、これをひとたび失うならばその回復は極めて困難である。このため我々は、法律、規則、および道義の字義と精神を堅く遵守することを自らに課している。我々のさらなる成功は、この規範を忠実に守ることにかかっている。

わが社は、株主に大きな投資利益を還元することを目標としている。

大きな投資利益を実現し、資本を強化し、かつ最も優秀な人材を雇用し確保するためには、収益性を高めることが重要である。従業員持株制度の充実により、従業員と株主の利益の均衡が図られている。

わが社は、我々が提供する金融サービスの専門性における高い質に大いなる誇りを抱くものである。

我々が従事するあらゆる業務において最高の結果を得るために、不退転の決意でビジネスに臨んでいる。わが社の業務が多岐にわたり、取扱量が大幅に増加する場合であっても、規模において最大であるよりも質において最良であることが我々の選択である。

創造力とイマジネーションは、わが社のあらゆる業務における重要な要素である。

我々は従来の方法が依然として最良のものであり得ることを十分に認識する一方で、顧客の抱える問題に対するより良い解決法を見出す努力を怠らない。現在、金融界で広く用いられている手法や技術の多くを、わが社が他社に先がけて開発してきたという事実を誇るものである。

わが社は、すべての職務に最高の人材を発掘し獲得することに並々ならぬ努力を傾注している。

我々の業務は巨額の数字によって測られるが、人材は一人一人に焦点をあてて選んでいる。金融サービス事業においては、すぐれた人材なくして最良の企業たり得ないということをわが社は承知している。

わが社の社員には、多くの企業と比べてより早い昇進の機会が与えられている。

昇進は社員それぞれの功績によるものであり、我々は優秀な社員が遂行し得る職務内容に限界を認めるものではない。我々が成功するためには、わが社の社員が業務活動を行う地域社会や文化圏の多様性を反映しなければならない。これは我々が様々な背景や思考を有する人材を引きつけ、確保し、動機づけなければならないことを意味する。多様化は選択肢ではなく、我々のあるべき姿である。

わが社はあらゆる面においてチームワークを重んじる。

個人の創造性は常に奨励されるものであるが、最高の結果はしばしばチームワークによってもたらされることを、わが社は経験によって知っている。個人の利益を顧客やわが社の利益よりも優先する者をわが社は必要としない。

社員のわが社への貢献と仕事への熱意あふれる取り組みは、他社と比べ群を抜くものである。

わが社の成功の重要な要素はここにある。

わが社の規模は資産であり、その規模を維持するために我々にはたゆまぬ努力が求められる。

わが社は顧客の最大規模のプロジェクトをも遂行し得る十分な規模を備える必要がある。一方それと同時に、社員の忠誠心、親交、団結といった我々すべてが尊びかつわが社の成功に大きな役割を果たしている精神を保ち得る適正な規模を維持したい。

わが社は急速に変化していく顧客のニーズを見極めながら、こうしたニーズに対応する新しいサービスの開発に尽力していかねばならない。

我々は金融の世界が常に動いており、この世界においては現状維持が淘汰につながることを知っている。

我々は顧客との関係において常に極秘情報を入手する立場にある。

しかしながら、わが社において、機密漏洩または極秘情報の不正もしくは不注意な取り扱いが発生することはあり得ない。

わが社のビジネスは熾烈な競争下にあり、我々は顧客層の拡大に積極的に取り組んでいかねばならない。

しかしながら、我々は競争者として、いかなる時も公正を欠くことなくまた他社を中傷することは一切してはならない。

高潔と誠実こそがわが社のビジネスの核心を成すものである。

わが社の社員には、その職務遂行と私生活の双方において、高い倫理観に基づいて行動することを期待するものである。

ビジネス・スタンダード・
コミッティー報告書

ビジネス・スタンダード・コミッティーは、2010年5月に設置されました。本コミッティーの目的は、ゴールドマン・サックスのビジネス・スタンダード及びビジネス・プラクティスの質を高い水準に維持し、それがお客様、株主、規制当局、その他利害関係者の期待を上回り、さらに全体的な金融システムの安定性及び経済的機会に資するものとなるよう徹底することでした。

本報告書のエグゼクティブ・サマリー日本語翻訳版はこちらからご覧いただけます。本文と原文に相違がある場合には、英語の原文が優先します。

お客様本位の業務運営を
実現するための方針

ゴールドマン・サックスは、1869年に米国で創業して以来一貫して、お客様の利益を最優先に据えるとの理念の下、ビジネスを行ってまいりました。

ビジネスの成功はお客様に貢献してこそ得られるものと考え、全社員が誠実、信用、専門性といった原則を体現できるよう努めてまいりました。これらを明文化したのが「経営理念」であり、ここに示された原則は企業文化として長らくゴールドマン・サックスの基盤となってきました。

また、お客様本位の原則を日々実践するためのガバナンスを整備しております。お客様を意思決定プロセスの中核に据えた質の高い業務運営を維持するため、「クライアントおよびビジネス・スタンダード・コミッティ」を設置し、お客様へのサービスなどを見直し、それに基づく取組みを行ってまいりました。さらに、取締役会や経営委員会が経営全体を俯瞰すると同時に、「適合性審査検討委員会」、「リスク検討委員会」などが日本での業務を検証しています。また、最終投資家に個人のお客様を想定したお取引を精査する委員会においても、グループ全体のベスト・プラクティスに照らしながら日本における業務を検証します。

今般、金融庁が公表した「顧客本位の業務運営に関する原則」は、当社が掲げる「経営理念」と相俟って、真にお客様のためにより良い金融商品・サービスを提供するとの当社の姿勢をより一層強化するものと認識しています。かかる観点から、金融庁が公表した「顧客本位の業務運営に関する原則」を十分踏まえながら、下記のとおり、「お客様本位の業務運営を実現するための方針」を公表することと致しました。当社経営陣はお客様本位の業務運営を確保するためのリーダーシップを発揮し、マネジメント層は業務計画の策定・実施・フォローアップに努めると共に、現場の社員はその実践にたゆまぬ努力を続けてまいります。

 

ゴールドマン・サックス証券株式会社

お客様本位の業務運営を実現するための方針

(2018年6月29日付取り組み状況のご報告)
(2018年12月12日付取り組み状況のご報告)
(2019年12月12日付取り組み状況のご報告)
(2021年12月1日付取り組み状況のご報告)
(2022年12月1日付取り組み状況のご報告)
(
2023年6月29日付取り組み状況のご報告)

金融庁「顧客本位の業務運営に関する原則」との対応関係表


ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント株式会社

お客様本位の業務運営を実現するための方針

ゴールドマン・サックス・バンクUSA東京支店

お客様本位の業務運営を実現するための方針