

私は大学卒業後、監査法人に就職しましたが、いずれはファイナンス関係の仕事に就きたいと思っていました。幼い頃にイギリスに住んだ経験と、大学時代にはアメリカに交換留学していたこともあり、グローバルな企業で働くことに興味をもっていたところ、ゴールドマン・サックスの投資調査部門に勤めていた友人の紹介で、同部門の選考に進むことになりました。数ある金融機関の中でも、ゴールドマン・サックスは高い専門性を持った優秀な人材が集まる世界トップクラスの会社という印象を抱いていましたが、選考過程が進む中で、専門性、知的能力、論理的な思考能力が高いというだけではなく、実行力が高く、プロフェッショナリズムを追求する会社であると感じました。そのような組織の一員として自らもチャレンジしたいという思いで同部門への入社を決めました。その後、現在所属するゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントの株式運用部に異動しました。ゴールドマン・サックスでは、私のように部署を異動することで、活躍の幅を広げていく社員もいます。会社としての適材適所を実現するとともに、個人のキャリアのステップアップも支援してくれていると感じます。
私はゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントの株式運用部でクライアント・ポートフォリオ・マネジャーと呼ばれる仕事をしています。資産運用業界ではプロダクト・スペシャリストとも呼ばれていて、私が所属するチームで運用しているファンドを新規の投資家のお客様にご提案したり、既存の投資家のお客様に運用報告を行うことが主な仕事です。ほかにも、ファンドの新規設定やお客様からのリクエスト対応など様々な業務があります。私が所属する株式運用部は、アナリストが企業・業界の調査を行い、自らの業績予想とバリュエーション分析を基に株式に投資する伝統的なボトムアップの手法で、様々な対象地域やスタイルのファンドを運用しています。その中から、お客様のニーズに合致したものを提案し、実際に投資いただき、またパフォーマンスにも満足していただけた時は双方にとって良い結果となり、充実感を得ることができます。ファンドの概要や魅力、競争優位性、投資対象地域のマクロ動向、業界動向、投資先企業に対する私たちの見方など、非常に多岐に渡る内容をカバーする必要があるので、日々勉強をして知識を蓄積することや、お客様のニーズを把握してそれに対応するための資料作成や情報収集といった準備が欠かせません。
私たちのチームでは、日本株、米国株、グローバル株、エマージング株、テーマ株、リートなど、非常に幅広い株式関連のファンドを担当しています。株式市場や投資先企業の動向を見ることで今マーケットで起きているダイナミクスを肌で感じられる興味深い仕事ですが、それと同時に、各ファンドの運用状況や投資先企業の動向を把握し続けるには、知的好奇心を強く持ち、意識して継続的にインプットを行う必要があります。また、チームメンバーそれぞれで業務は分担していますが、チーム全体で様々な業務が同時に進行するため、チームとして協働しながら優先順位の高い仕事に取り組む必要があります。さらに、私たちはグローバルに展開している株式運用部のチームの一員であり、外国株のファンドを日本のお客様に、また日本株のファンドを外国人投資家のお客様に提供するため、ニューヨーク、ロンドン、香港、バンガロールといった他地域のチームメンバーと密接にコミュニケーションを取りながら仕事をします。そのため、日本語、英語、両方におけるコミュニケーションやプレゼンテーションスキルを磨くことも重要です。日本政府が資産運用立国を推進する中で、今後、資産運用業務はさらに高度化し、投資家のお客様の選択肢がより一層広がっていくことが予想されますが、私たちの強みである高度な専門知識とグローバルのネットワークを活かし、お客様が求める知見、情報を提供し、資産運用ビジネスの醍醐味である長期的な信頼関係を築いていきたいと思っています。
ゴールドマン・サックスはフラットな組織で、チームワークを重視する独特の企業文化があると思います。若手の社員でも意見を言うことが奨励され、発言にしっかりと耳を傾けてもらえます。職位に関わらず、「あなたはどう思う?」と聞かれ、むしろ意見を持たないことの方が問題視されるように思います。主体性を持って仕事に取り組むことが求められ、誰もがチームの一員で、必要な役割を担っていると実感します。米系企業なので個人主義との印象があるかもしれませんが、チームワークが重視され、チームとして最高のパフォーマンスを出すことが優先されます。その中で、できる限り最良の意思決定を行い、最大のアウトプットを出せるように努め、それに対する労力を惜しまないことを当然のものとするカルチャーがあります。入社した直後から「カルチャー」という言葉を良く耳にし、確かにフラットな組織体制やチームワーク、プロフェッショナルな姿勢は当社の強みだろうという認識はあったものの、長く働くうちに、この企業文化の強みをより深く実感するようになりました。人が企業文化を作り、その企業文化が人を作っていく。この好循環によってより強固なカルチャーが作られ、成長が続けられるのだと思います。企業文化は一朝一夕にできるものではなく、長い年月をかけて形成されていくものですが、一度築かれると大きな強みになるのだと感じます。
今は幼い子どもがいるので、仕事以外の時間の多くは子どもたちと過ごすようにしています。子育てをしていると悩みは尽きませんが、子どもは遅かれ早かれ成長して、いつのまにかその時の悩みは解決し、数ヵ月後には全く違うことで悩んでいることがあります。仕事と子育ての両立は大変ですが、先輩からの様々なアドバイスにも助けられています。ゴールドマン・サックスは、仕事と子育ての両立を支援するための福利厚生も充実しており、会社が運営する事業所内託児所を利用できたことによって育児休暇からの復帰もスムーズに果たせました。子どもたちといると、普段意識しないような自然や人との関わりがあったり、子どもたちから何気ない質問をされて、自分の中で忘れていたものを思い出したりすることがあり、子どもから学ばせてもらっていることに気づきます。子どもたちの成長に伴って活動の幅も広がり、スポーツやアクティビティをしたり、テーマパークや旅行に行ったり、家の中でも料理をしたりと、一緒に楽しめることが増えてきました。先日子どもがふと、「将来はママがしているような仕事をしたい」と言いました。仕事の話をすることもありますが、在宅勤務の際にパソコンのスクリーンに向かって黙々と作業をしているか、電話やオンライン会議に参加している様子しか私の働く姿を見ていないはずで、実際にどんな仕事をしているかは分かりにくいのではないかと思いますが、それでも何か感じ取ってくれるものがあったのかと思うと、とても嬉しく思いました。自分が働く姿を見せることが子どもたちの将来の選択肢を広げることに繋がればと思います。
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