「ゴールドマン・サックスの1年は他社の3年」という面接官の言葉に惹かれました。就職活動を始めた頃はどこを受けていいかわからずあらゆる業種を見ていました。様々な話を聞く中で次第に金融に対する興味が沸き、専門性のある職業に就きたいと思うようになりました。特に外資系金融を選んだのは仕事で英語を活用したかったことと、若手の成長を促す外資系企業の社風が自分に合っていると感じたからです。面接官からもゴールドマン・サックスでは若手の活躍する機会が多いと聞いていたので、魅力的な会社だと思いました。また、採用プロセスを通じて多くの優秀な社員に出会い、私もこういう人になりたいと面接を経る度に感じました。実際に入社してからも、新入社員にも関わらず重要なプロジェクトに携わったり、ニューヨークのマネージャーに日本での活動や金融行政に関わる変化などを報告したりと、他社では与えられない機会を1年目から経験できたと実感しています。
私は2019年に新卒で入社してから現在までコントローラーズ部門のファンド・コントローラーズに所属しています。主な仕事は、資産運用サービスを提供しているゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが運用する投資信託の基準価額の検証と公表を行うことです。具体的には投資信託で生じている損益の金額が妥当か、法令に準拠しているか等、正しい基準価額を公表するためにあらゆるチェックを行っています。お客様は私たちが毎日公表する基準価額を基に投資信託を売買するので、基準価額の誤謬を絶対に起こさないという強い信念で臨んでいます。また、この仕事は商品に関する知識の他に国内外の法令や会計基準等といった幅広い知識が求められます。職場では毎日新しいことが起こるので、学びのない日はありません。やりがいを感じる時は人の役に立てた時です。問題解決に貢献し、プロジェクトに携わった社員から感謝されると、モチベーションが上がります。学生時代は専門性を身に着けて、頼られる人材になることを目標にしていましたが、日々の業務を通じて少しずつ近づけているのではないかと思います。
私たちはいわゆる「新聞に載る仕事」をしています。毎日算出している基準価額は日経の朝刊に掲載され、不特定多数の読者の目に行き渡ります。裏を返せば、基準価額に誤りがある場合は社会的、経済的な混乱を招く可能性があるので、私たちが抱えている仕事の責任は重大です。こうしたミスが起きないよう、チームで徹底的に管理し、何重にもチェックを重ねています。その甲斐あって、私たちのチームでは長年にわたり基準価額誤謬ゼロの記録を更新しています。これはチームの一人一人が高いプロ意識を持って仕事をしているからだと確信しています。
ゴールドマン・サックスは社員の成長を促す会社です。費用の支給や休暇の付与など、社員の資格取得をサポートする手厚い制度が整っています。コントローラーズ部門の中でもこの制度を活用して金融や会計に関する資格に挑戦する社員は多いです。実際に私も米国の公認会計士資格を入社後に取得しましたが、こうした支援やチームの理解なしでは難しかったと思います。実は、大学を卒業した時には金融業務に必要な知識はほぼありませんでした。同僚のサポートや会社から与えられた学びの機会などを通じて金融について理解を深めてきました。実際に法学部や文学部卒業などといった金融とは関係ないバックグラウンドを持ってゴールドマン・サックスに入社した人は多くいます。実務を通して学べるものも多いので、学生の皆さんには「自分は金融の知識がないから」といって最初からゴールドマン・サックスを就職先の候補から外さないでほしいと思います。
ゴールドマン・サックスでは素直で、知的好奇心が強く、チームプレイヤーであることの3点が求められていると思います。360度評価をはじめ、フィードバックの文化が強い会社です。褒められることもあれば指摘されることもありますが、素直に受け止めて改善に取り組む努力を大切にしています。また、金融情勢は日々変化するので、業界のトレンドや法令の改正など常にアンテナを張って最新の情報を把握しておく必要があります。毎日学ぶことが尽きないので知的好奇心が強い人にとっては楽しい職場なのではないかと思います。さらに、ゴールドマン・サックスで働くうえで特に重要視されているのがチームワークです。他国のオフィスと一緒に働くことも多く、国をまたいだ連携を深めるためにはチームプレイヤーであることが強く求められています。私はチームで働くことにおいて相手の立場に立って考えることを大切にしています。チーム内で不平等感が生じたり不満が溜まったりしてしまうとチームワークも崩れてしまいます。小さな心がけかもしれませんが、忙しそうな人がいたら自ら手を差し伸べたり、息抜きにランチやコーヒーに誘ったりしています。こうした思いやりがチームをまとめるうえで大切ですし、コミュニケーションの機会が増えることでも連携は強くなるのではないかと思います。
プライベートでは気が置けない友人と食事をしたり、愛犬と出かけたりしてリフレッシュしています。コントローラーズは1年に1回、10営業日連続で休暇を取得することになっており、そのような長期休暇には海外旅行に行く若手が多い印象です。私も昨年、ヨーロッパ3か国とモロッコに行きました。社会人になるとまとまった休暇を取ることが難しいケースが多いですが、コントローラーズは休暇が取りやすくリフレッシュしやすい環境であることも魅力の一つだと考えます。日々のワークライフバランスを保つという意味では仕事をなるべく定時までに終わらせることを心がけています。
Our weekly newsletter with insights and intelligence from across the firm
By submitting this information, you agree to receive marketing emails from Goldman Sachs and accept our privacy policy. You can opt-out at any time.