緊急子ども支援基金
ゴールドマン・サックスは、新型コロナウィルス感染拡大防止策に伴って金銭的・精神的に大きな負担が及んでいる貧困家庭やその子どもたちを支援しています。
緊急子ども支援基金の設立
- 1億5千万円規模の緊急子ども支援基金を設立し、緊急事態に追い込まれている子どもやその家庭に支援を届ける活動を行う51の非営利団体に対して上限200万円の助成を行いました。助成先団体一覧はこちら。
- 影響が長引く中、精神的不安を抱え込みやすい、経済的困難、虐待やDV等のリスク、不登校や発達障害、外国にルーツを持つ子どもなど、複合的な困難を抱える子どもやその家族への「心のケア」の充実を支援することを目的とし、第2弾として23の非営利団体に対しても同額の助成を行いました。助成先団体一覧はこちら。
家庭学習応援パックの配布
- 低所得世帯の子ども達10,000人に、総額5,000万円分の「家庭学習キット」を配布しました。低所得世帯ではオンライン学習などの環境を整えられず、子どもたちが学習の遅れやストレスに悩んでいることが報告されています。そこで年齢に応じた学習ドリルや文房具などのキットにボランティア社員からの手書きメッセージを添えて、子どもたちに送りました。
- 東日本大震災から10年という節目にあたり、宮城県、岩手県、福島県の困窮・ひとり親世帯の子どもたち2000人にも「新学期頑張ろうパック」として学習キットを送りました。
児童養護施設の退所生へのアウトリーチ・プロジェクト
- 児童養護施設を退所した若者たちは、就労または進学をし、自立した生活を始めますが、労働条件の悪い仕事についていたり、職場や大学、家族の人間関係、健康、子育てなど様々な課題を抱えています。今回の新型コロナウィルスの影響でさらに厳しい状況に陥っている退所生たちの現状やニーズを把握し、支援を届ける「アウトリーチ・プロジェクト」を開始しました。
2020年11月までに全国187の施設にご協力いただき、2,509名の退所生を支援しました。このプロジェクトの報告書はこちらからご覧いただけます。
子どものメンタルヘルスケアプロジェクト
- 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、虐待・DVなどのリスクが高まり、ストレス下にある子どもに対するメンタル面でのケアが一層求められています。そこで福祉・医療の専門職以外にも子どもを精神的にケアできる人材を増やすための研修プログラムを支援しました。
スペシャルマッチングギフトプログラム
- 社員からの寄付を最大化するために行っているマッチングギフトプログラムを特別に拡大し、新型コロナウィルス対応に関連する団体への寄付については、通常の2倍ではなく3倍の金額を会社が拠出します。
バーチャル・ボランティア
- 新型コロナウィルス感染拡大で最も深刻な影響を受けている人たちを支援するため、バーチャルのボランティアプログラムを始めました。ゴールドマン・サックスの伝統的な社員ボランティアプログラム、コミュニティー・チームワークスを通じて実施しています。
- 手作りマスクを作って児童養護施設の子どもたちや老人施設のお年寄りに届けるなど、遠隔でも可能なボランティア活動を推進しました。